小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

 

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

JAL、3月から国際線欧米路線で「AIRモスバーガーテリヤキたまご」を提供 (レスポンス・2013年2月15日)http://response.jp/article/2013/02/15/191337.html
・・・・・・今回のメニュー「テリヤキたまご」は、1973年に日本のチェーンで初めてモスバーガーが販売を開始した人気商品「テリヤキバーガー」をアレンジし、テリヤキソースとよく合うたまごを加えることで、ひと味違うおいしさに仕上げた。香ばしく甘みのあるテリヤキソースと、ふんわりしたたまごで日本らしいホッとする味わいを表現したとしている。・・・・・・

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とのことで、「ふんわりたまご=日本らしい」、というイメージを伝えるのだそうです。 世界トップクラスのたまご消費国である日本は、同時に年間330億個の卵を「生食」できる品質管理トップクラスの生産国でもあります。 きわめて高いレベルの衛生基準が要求される「機内食」でたまご料理を出すなら、日本の卵以外あり得ません。 機内食に関しては、まさしく日本らしさ=たまご料理です。

世界に向けて日本の卵の品質を伝わるとすると、とってもうれしい限りです。(^^)

ぜひJALでご旅行の際には、楽しんで下さいませ!

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2013年02月15日

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こんにちは!こばやしです。 入試シーズンまっただ中ですね! 受験生の皆様大変お疲れ様です。

さて、ちょっと下の式をご覧くださいませ。egg_shiki_fomula3.jpg

なんの式か、判りますでしょうか!?

これは、エクセター大学のチャールズDHウィリアムズ博士が算出した「パーフェクトなゆでたまごの公式」なんですね。boillingegg_paper2.jpg

この方は物理学者なのですが、超真面目に「ゆでたまご」について物理学の観点から論文を書いています。 読んでみましたが、式ばっかりでウヘェー、ってカンジです(^^;)

 要するに、『料理本に載っている「茹で時間」って、アイマイすぎるよ。 なぜなら、卵の大きさや温度でだって、水の温度でだって変わっちゃうんだし。 色んなパラメータを考慮しないと、美味しいゆでたまごはできっこない!

・・・・・・といういかにも研究者らしい理系発想というか、非常にウザイ難癖をつけたわけです。 そこでこのウィリアムズ博士は、膨大なデータと卵の相関を取って、上記の式を作り上げました。

更になんと、「標高」と茹で時間の相関データまで取って、これも式に繰り入れているんですね。 なんというか・・・スゴイです。

それで結局、どれだけ茹でたらいいんだよ!

という方におススメなのが、下記のサイト。(^^)

http://www.mn.uio.no/kjemi/tjenester/kunnskap/egg/parfectboildegg_flash2.jpg

上の公式を活用した、flashサイトです。 四つのバーをクリックして調整し、スタートボタンを押すだけで上部に理想の茹で時間が算出され、タイマーとして時間を知らせてくれます。(残念ながらノルウェー語のページですので読むのは難しいです)

物理学の見地から考えた、完璧なゆでたまご

受験でピリピリしている息子さんとの会話のネタに、

ぜひお母さん、一度こちらの作り方を試してみてはいかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。 

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごのビックリ科学 2013年02月4日

こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

先日携帯が壊れちゃったので、スマートフォンに買い換えました。

初スマホです!

「こんなの使いこなせるんダロカ・・・??」

・・・・・・と、思っていましたが、いやーホントおもしろいです。 色々面白いアプリが沢山あって、とても楽しくイジって遊んでます(^^)

今ハマっているのは、「写真の一部だけを動画にする」アプリ(Cinemagram)。

cafehitotoki.gif

写真とも動画とも違って、なかなか面白いモノが撮れちゃいます。

kaigi_shokuji.gif

食事をしながらの会議風景だって、このとおり。kimonodance.gif

個人的には、初めての着物を着て浮かれている息子のダンスが、シュールでお気に入りです。

とはいえ遊んでばかりでもなくて、例えばウチの工場のラインの動きを当サイトでご紹介するときなど、この機能を使えば見せたい機構だけを動くように見せることができ、より分かりやすく注目してもらえるかもしれません。

そのうち色々試してみます。(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2013年01月31日

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たまご、ニワトリのことわざ第12弾です。 今回はイギリスから。

<今日卵を一つ持つより、明日めんどりを一羽持つほうがよい> トーマス・フラー

たまごを食べちゃったら、その一個でオシマイなんですね。 もしその卵を孵すと、ニワトリさんは週6個程度、約2年のあいだで600個超のたまごを産みます。 目先の欲に流されずに大事な「資源」を活かす、増やしていく。 そういう努力をすることで、将来大いに報われるわけですねー。

貯金、勉強、運動・・・、いろんな事に当てはまりますね。 今大変な想いをしている受験生の皆さんは、眠たいからって寝ちゃったら良い学校に行けないわけです。(^^;)

日本にも、「米百俵」という有名なエピソードがありますよね。

こちらは、かつて困窮した新潟長岡藩に送られた援助の米百俵を、藩士で分ける事なく売却し、未来の人材を育てる学校設立費用にあてたというお話。 「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」(小林虎三郎)という言葉が有名です。 日本ではおコメ、英国では畜産物になぞらえて言葉が残っているのも、それぞれのお国柄が出ていて興味深いです。

 

◆増やすモノ?使うモノ??
さて話を戻しまして、上記の言葉を残したトーマス・フラーさんという方は、17世紀イギリスの神学者です。 宗教家らしく、沢山の箴言を残しています。

他にも、

結婚前には両目を開き、結婚してからは片目をつむっていることだ

なんて有名な箴言も残しています。

これなんかはクスッと笑いながらも同意される方は多いのではないでしょうか。

日本のたまごは99.9%無精卵なので温めても孵りませんが、お金、時間・・、消費材と思いがちな大切なものをどうやって「増やす」ことに変えていくか、たまごを見るたびにフト思い出してもらえましたら幸いです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2013年01月28日

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あけましておめでとうございます! たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

年明けそうそう、徳島では良い天気が続いております。

旧年中は大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。 沢山のご縁と学びを頂戴したほか、直接お会いした際そしてメールで沢山の「美味しかったよ!」のご感想、そして「頑張れ!」の激励のお言葉を頂戴し、本当に感謝の一年でした。

さて、今年は巳年、ヘビの年です。

英語で「2つ黄身」の目玉焼きの事をsnake eye(へびの目)」と呼ぶことがあります。hebidoshi_medamayaki.jpg

これは縁起の良い呼び方なんですねー。

なぜ「ヘビ」なのかと言うと、もともとの由来はサイコロから。

サイコロのいわゆるピンゾロ、つまり「1」の目が二つ重なった出目の事を、アメリカで「スネーク アイ」と呼んでいました。

白地に鮮やかな赤の丸がふたつ。

これは、いわゆるギャンブルの「当たり目」でもあります。

そこから派生して、二つ目玉焼きの事を、「スネークアイ」と呼ぶようになったのだそうです。

面白いですねー。

私達も本年は、みなさまに元気とワクワク、そして幸運を呼ぶ、美味しいたまごを全力でお届けしてまいります(^^)

旧年中と変わらぬご愛玩のほど、本年も、よろしくお願い申し上げます!

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こんにちは。こばやしです。

本日はクリスマスイブですね!

北米のクリスマスやお正月に定番のお酒、エッグノッグというお酒をご存知でしょうか? 牛乳と砂糖、クリーム、そしてホイップした卵を使った、あまーいお酒です。(^^)

あちらではクリスマスや新年のお祝いに飲まれ、クリスマス前にあちこちのスーパーマーケットでも見られます。 飲み口が軽く、甘くて美味しいのですが、かなりお酒を入れても口当たり良く飲めちゃうので、知らないうちに酔っぱらっちゃいます。

 

◆エッグノックの歴史
もともとはイギリス生まれ。 「ノッグ」は木彫りのジョッキを指し、材料の牛乳や卵・ブランデーなどはかなり高価な材料であったことから、クリスマスや正月の贅沢なメニューとして親しまれたようです。 

◆代表的なレシピ

スタンダードなレシピですが、モチロンお酒を入れなくても美味しいです。 酒抜きだと、子供にも大人気!

※準備するもの
  卵黄 1個
  牛乳 180ml
  砂糖 大さじ一杯(10g程度)
  (ブランデー お好み)
  シナモン  一つまみ

※作り方
 (1)卵黄に砂糖を入れて、クリーム状真っ白になるまでかき混ぜます。
 (2)そこに牛乳を加えて更によく混ぜつつ、小なべで弱火にかけながらゆっくり温めます。 (沸騰厳禁!)
 (3)10分少々でとろーっとしてくるので、そうしたらカップに移してお酒を好きなだけ入れ、シナモンを振りかけて、出来上がり!

※お酒はブランデーじゃなくて、ラム酒やワインなどでも美味しいようです。

 

◆エッ!?こんなに強いの?驚きのジョージワシントン流エッグノックレシピ
さて、コッチはお酒好きのためのレシピ。 ジョージ・ワシントン流レシピというものがありまして、ちょっと紹介してみると・・・

 ブランデー  2カップ 
 ウイスキー  1カップ
 ダークジャマイカンのラム酒  1杯 
 クリームシェリー   1 / 2カップ 
(・・・、ってどんだけお酒入れるの!!?)

 卵(2Lサイズ) 8個(またはLサイズ10個)
 砂糖 3 / 4カップ 
 ミルク 1クォート(約0.95リットル)

 1クォート ヘビー生クリーム
 新鮮なナツメグ 小さじ1杯 
 シナモンスティック 1本  

・・・で、冒頭のレシピと同じ手順で完成です。

いやー・・・、これは美味しくても即へべれけになって潰れちゃいそうですねー。 聖夜にピッタリ、というよりはどっちかと言うと「罰当たり」なレシピかも!?(^^;)

ぜひ、お酒好きな皆さん、今日明日パーティの皆さんはお試しくださいませ!

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2012年12月24日