小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

 

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

本日はたまご以外のお話。

「カンブリア宮殿」にも出た工具通販サイトMonotaRO(モノタロウ)さんで買い物をしたのですが、届いた外箱に妙な切れ込みがあったので組みなおしてみたら・・・良くある一般サイズの箱に戻りました!

ちょっと切れ込みを入れるだけで細長の箱に組みなおしたり、自由自在なんですね。 ウチでも、県外のお客様に品物はご進物セットをお送りするのに、ホンのちょっと長さが足りなかったりやきもきする事も多かったんですね。 ついつい「新しいサイズの資材を導入しようかな?」なんて考えてしまうのですが、それこそ効率のムダ。 在庫が増えればそれだけ資金の回転だって悪くなりますよね?

上記のような、投資をせずに工夫を活かす「カイゼン活動」こそが、我々小さな商いをするものにとっては必須なんだと改めて実感させられます。

勉強になりました!(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2012年12月21日

こんにちは。たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

皆さん、たまごをマジマジと眺めた事ってありますでしょうか?

私達は仕事なので、それこそ何万というたまごを日々眺めています。

よーく見てみるとたまごは個性一つ一つ個性豊か。 白なら白、赤なら赤たまご、それぞれおんなじように見えて、実はちょっとした模様、カタチ、すべておんなじたまごは無いんですね。

さて話変わってイギリスに「家禽クラブ(The Poultry Club)」なる団体があります。1877年から続く由緒ある団体で、目的は「純血種を守り保護すること」。 対象は鶏、アヒル、ガチョウ、七面鳥などすべての家禽です。 品種改良などイカンイカン、純血種であることの大切さを知らなくちゃイカンデスヨ・・・そういう趣旨のもと活動をしているんですね。 なんというか、とっても「英国らしい」ですねェ。

そんな英国家禽クラブにて、毎年「カンペキな卵コンテスト」なるものが、行われています。 専門家の厳正な審査の上、「英国で最高の卵」が、その栄誉と共に受賞されるわけです。

どこで審査するかと言うと、まず色。 そして左右対称の美しい形状、外観キズの無さ、カラの強さ、カラの滑らかなツヤ、以上を厳しく品評するわけです。

うーん、なるほどスゴイ。

・・・?って、味は??

実はこのコンテスト、味は全く関係無いんです。 純粋に見た目、だけ。 エェー!

ようするに、たまごの美人コンテストのようなものなんですね。

そしてこちらが、今年2012年の英国最高賞受賞のたまごです。 ジャーン!

Best eggs

なるほど、ツヤが光ってますねー。 カタチもさすが綺麗です。 色は、ちょっと薄めなんですかね?桜たまごに近いようです。 親鶏は「アザラシ雌鶏(Silkie hen)」と呼ばれる中国原産の種で、ふかふかの毛が特徴の鶏サン。 かなり変わってますね。 なかなかカワイイ!(^^)

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受賞者には、ダチョウのたまごに装飾したトロフィーが贈られます。 センスイイですね。ちょっと絵柄がヘンな気もしますが・・(^^;)

◆キレイなたまごの意義
たまごの色やツヤは、ニワトリさんの種類に加え、健康さや年齢にも左右されます。 強制換羽と言って、長く良いたまごを産んでもらうためのリフレッシュを経ているかどうかにもよります。 見た目の美しさを求める事は食材としては本末転倒とも言えますが、「より健康な親鶏さんから生まれたたまご」を求める事だと理解するならば、これは素晴らしい事だと思います。

あくまで美味しいたまご、健康になれるたまごをお届けする手段であるべきですよね。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(参照)“In Search Of The Perfect Egg”

(http://www.npr.org/blogs/thesalt/2012/12/06/166657946/in-search-of-the-perfect-egg)

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2012年12月19日

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こんにちは。たまごのソムリエ、小林ゴールドエッグのこばやしです。

さて、クリスマスももうすぐですね!

実は西洋では、クリスマスやイースター(復活祭)の飾りとしてたまごの殻をキレイに装飾するのが一般的だったりします。kurisumasu_turi.jpg

西洋では卵は生命の象徴、復活のイメージがあるので、それを飾りつけするのはキリスト生誕のお祝いとしては当然とも言えますが、なによりいつも手元に合って、子供と一緒に楽しく作れるというのが第一の理由ではないでしょうか。

 さて、方法としては、おうちにある生卵、これのお尻に安全ピンを刺して、その穴にクリップなどをまっすぐ伸ばしたものを差し込んで、黄身と白身を混ぜてしまいます。 ある程度きれいに混ざったら、たまごを振って中身を出してしまいます。 中身が乾いたら完成!です。 結構大きな穴が開いても大丈夫。 そんなに目立ちませんし、気になるようなら紙などを貼るとキレイに見えます。(^^)tamagokazari_pin.jpg

さて、カンジンの装飾なのですが、いろんなバリエーションがあります。 海外でご紹介されていたものをいくつか挙げてみます。

1)つなげる(エッグガーランド)
ペンで塗ったり染めたりしたカラフルなたまごを、糸でつなぎます。

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2)染めたまご
たまごの殻は、煮込むと色が付きます。 写真のように細いシールなどをあらかじめ貼っておくと、その部分は色が付かないのでキレイなストライプ模様になります。 100%じゃないジュースなどで煮込むのがおススメです。

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3)ペーパー包みたまご
お気に入りの包装紙などで、キレイに包んじゃいます。糊で貼り付けちゃいますが、適当に貼っても美しく見えます。

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2)や3)の組み合わせで、たとえばこんなポップな感じの楽しいたまご飾りもできちゃいます。

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いかがでしたでしょうか? ちょっとした工夫で、とっても素敵な空間が演出できます。

お子さんとワイワイ、たまごを使ってぜひ楽しいクリスマスにしてみてください。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連・・・・『クリスマスとたまごの深ーい関係』 – たまごのソムリエ日記

(関連・・・・『エッ!卵の成る木!?たわわに実ったたまごのニュース(ドイツ)』 – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2012年12月17日

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たまごのソムリエ、こばやしです。 たまごのことわざ、第11弾です。(^^)

今回は中国のことわざ。

<以卵投石(いらんとうせき)>

卵をもって石に投」、と読みます。 出典は“性悪説”で有名な「荀子」の書です。

卵を投げて石を壊そうとしても、フツーに考えてこれはゼッタイ無理・・。 転じて、「身の程知らずで自滅する」とか、「ムダと判っていながら愚かな行為をす」、そういう意味で使われます。 日本で言うとなんでしょうね? 「焼石に水」「糠に釘」、のようなカンジでしょうか…!?

 

◆たまごと石の対決
「卵と石」の対比は中国では良く使われていまして、

例えば尖閣諸島の問題でちょうど二年前に巡視船が中国漁船を拿捕し、国際問題になった事件がありましたが、その当時の中国版記事を読むと・・・、

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中日友好委「両国関係、風は吹けども動ぜず」-(人民網日本語版) 2010年11月5日 

(前半略) 中国漁船の進行を妨害し追い払おうとし、さらに拿捕(だほ)したこと自体が違法である。「石と卵がけんかしたら、常に石が勝つ」という言い方があるが、今回の事件がまさにそれである。勝ち目のない卵が石にぶつかっていくはずはない。(以下略)
http://j.peopledaily.com.cn/94474/7189987.html
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記事中で、石と卵 の対比が使われています。 これなんかも、上の慣用句が念頭にあってイメージに使われているわけです。 おおもとの意味を考えるならば記事はやや皮肉な表現とも取れますが、少なくともビジュアル的イメージとしてはとても判りやすいのではないでしょうか。

 

◆「卵」 対 「金属」なら・・・!?
ちなみに、卵を加熱したり腐ると出てくる「硫黄ガス」は、金属を腐食させます。 なのでしっかりと対策しないと、食品加工場の加熱ラインなんかは金属がボロボロになっちゃったりします。 石はくだけなくても金属は長い時間をかけて打ち壊しちゃうこともある・・・卵は結構オソロシイ存在でもあります(^^)

反対に、たまごの卵白はものをくっつけるのに使われることもあります。 フィリピンには、「卵白でつなげてできた岩の城」があります。 砕くことはムリでも、逆にくっつけて新たな価値を生んでいく・・・これからの知恵の出し方かもしれませんね。

冒頭のことわざは、裏を返すと自分にできることをハッキリ認識して、強みを発揮できることに最大限取り組んでいくことが大切とも言えるわけです。

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2012年12月13日

こんにちは。たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

突然ですが皆さんは、イキナリ卵をぶつけられたらどうしますか?

「なんてことするんだ!」

真っ赤になって怒るのが普通だと思います。

では、それが“選挙中”だったらどうでしょう・・・?

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2003年、カリフォルニア州知事選挙活動中のお話。
シュワちゃんこと、アーノルド・シュワルツェネッガー氏は選挙演説中に、反対派の聴衆に生卵を投げつけられました。
シュワルツェネッガー氏、
顔色一つ変えずに上着についた生卵をぬぐい、こう言いました。
「ベーコンも一緒によこせよな!」

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会場は笑いに包まれ、演説とも相まって、支持者の大歓声を浴びました。

結果は皆さんもご存じのとおり。 見事州知事に当選したんですね。

ベーコンエッグはアメリカで最もポピュラーな料理のひとつ。

うまいですね。 もちろんこのジョークのおかげで当選したわけではありませんが、こういう、余裕と機転をもっての切り替えしは、聞く人に知性と余裕を感じさせます。 実際にその場で聴いていた人たちは「頼もしい」と感じたのではないでしょうか。

当時、このシーンはニュースとしてあちこちで取り上げられましたので、「シュワルツェネッガー = 知的」のプラスイメージに大きな役割を果たしたことは確かです。

さて、我が国でも、いよいよ投票が近づいてまいりました。

最近はテレビ新聞だけじゃなく、ネットのオンライン生放送などでも各候補者の方のご意見を聴くことができます。 政策以外にも、候補者の皆さんがどんな当位即妙のお受け応えをされていらっしゃるかも、ちょっとした判断材料になるのかもしれませんね。(^^)

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連日記 : 選挙でよく出る「たまご」の話 – たまごのソムリエ日記

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こんにちは!たまごのソムリエ・小林ゴールドエッグのこばやしです。

色々お世話になっている地元の方が、フェイスブックとユーストリーム放送を利用して「いいね!の会」催しを行っているのですが、「たまごっていいね!」企画ということで、呼んでいただきました(^^)

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参加者の方は、カフェ「Lapage」さんで食事をしながら話を楽しみます。 放送はこんなカンジの奥に見えるブースで映します。

さて、今回はたまごのお話に加えて「珍しいたまご料理」というテーマが付きましたので、事前にオーナーの東條さんと打ち合わせを。

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料理別専用たまごや、変わったたまごを元に試食・・・

そして決定したメニューをイベントにお越しになった皆さんに食べて頂きました。

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たまごかけごはんでも、歴史的エピソードのある古いレシピの再現であったり、はたまた全然イメージの違う、洋風たまごかけごはんであったり、味は絶品!だけど面白いメニューを5品用意したんですねー。

放送中は、リアルタイムでユーストリーム上からツイッターを通していろんな質問を頂き、お答えさせていただきました。

放送!とはいえ和気藹々としたゆるーい雰囲気で、楽しく熱く!たまごの魅力をお伝えさせて頂きましたー!(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2012年12月5日