小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

penguin2.jpgこんにちは。こばやしです。

それにしても寒いですね!東京は大雪だとか、お帰りの際にはケガなきようにお気を付け下さいませ。

さて、鶏さんなど鳥類は比較的寒さに強いのですが、そのなかでも格別寒さ耐性の高い鳥といえばペンギンさん。

ごぞんじのとおり、極寒の地、南極に住んでいます。

さて、ここでタイトルの質問。

「ペンギンの卵は、なぜカチンコチンに凍ってしまわないのか?」

お父さんペンギンが暖めているとはいえ、

外気温はマイナス数十度。 地面はヒエヒエです

もちろん木も生えてませんから、「巣」なんてつくれません。  

いくら上から暖めても、これだけ地面から冷やされたんじゃ・・・

大丈夫なんでしょうか・・・?

実はどうなっているのかというと、お母さんペンギン、

「お父さんペンギンの足の上」に卵を産むんです。penguin_tamago3.jpg

そして卵を冷やさないために、ペンギンの足はつま先までフワフワの羽毛で覆われています。

なので、この足の上で卵はあったかぬくぬく、地表の冷たさで凍ってしまうことも無いというわけです。

へー。 なるほど!

・・・・・・。

「じゃあ、温めてるお父さんペンギンは、歩きたいときどうしたらいいの?」

と皆さん思ったかもしれません。

つま先に我が子供である卵を乗っけていたら、歩けない!

どうしたらいいんでしょう・・・。

答えは、

「生まれるまで歩かない。」です。

お父さんペンギンは、子供が生まれるまで60日間直立不動で立っているんです。

すごいですね。 ペンギン父は偉大です。

(参照)雑学おもしろ百科(角川文庫・小松左京)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2012年01月24日

 

dragon_newyear1.jpg

おめでとうございます! こばやしです。

ご挨拶が遅くなりました。

本年もよろしくお願いいたします。

旧年中は沢山の方にお世話になり、本当に感謝の一年でした。

今年は辰年。

そういえば龍の字が四つ重なった漢字があるそうですね。画数の多さは一番で「多弁な」という意味だとか。おいしさを多弁に語り、お客様のお役立ち品質一番のたまごをお届けできますよう、本年もワクワク全力で努めます。

本年の皆様のお幸せ、お祈りいたしております。

※上記の写真は、私が筆で書いてみたものです。 辰に見えますでしょうか!?

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2012年01月3日

こんにちは。こばやしです。

今年も残すところ、あとわずか。いよいよ新年です。

ところで元旦元日の違いってご存知ですか?

元旦とは1月1日のだけ、元日とは1月1日ぜんぶを指すそうです。

もともと「元旦」の「旦」、実は太陽と地平線を表すんだとか。 なので、元旦とは太陽が出たばかり、つまり一月一日の朝を表します。 つまり、↓のようなカンジですね。

gantann_ganjitu.jpg

なので「元旦の朝」という言い方は間違いなんですね。

象形文字といえば、本年度の干支だった“卯(う)”、

これもウサギを表すのではなく、神さまへ捧げられた兎肉を表したものなんだとか。

usagi_u_shoukei.jpg

もしかしたら“卵”だって、ゆでたまごをカットした象形文字なのかも!?

yudetamago_shoukei.jpg

龍、竜、辰、来年の干支も形からしてドラゴンっぽいですけど、これもどうなんでしょうね。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2011年12月29日

bombegg.jpg

コーストランドショッピングセンターで発見の不審物、中身は「ミュージカル ホリデイ エッグ (http://www.marconews.com/news/2010/dec/23/coastland-center-mall-shutdown-suspicious-package/

bomb_musicalegg1.jpg

ちょうど一年前のクリスマスの事件です。

買い物客が駐車場で小箱を発見、警察の爆破処理班が出動する大騒ぎになりその区画は閉鎖、多くの買い物客が足止めされました。 その後、爆破処理専門チームのX線装置解析により、中身は単なる卵のオルゴール(ミュージカル ホリデイ エッグ)だった事が判明します。

このニュースを読んだとき、正直これは「毎日疲れるだろうなー。」と感じました。

どこにでもあるショッピングセンター。

そこに落ちてるプレゼント包装のちいさな箱。

でも怖くて拾えない・・・、もし拾ったらその瞬間に爆発するかもしれないから・・・

こんな日常は、結構ストレスが溜まるのではないでしょうか? 

ほぼ同時期のニュースでは、テキサスの学校が「銃乱射事件を防ぐため」に校内の銃携帯を許可したと出ていました。

いろいろ物騒でアメリカは大変ですね。

ちなみに“ミュージカルエッグ(musical egg)”とは、こんなのです↓

musicalegg.jpg

欧米では割とポピュラーな、たまごを模したオルゴールです。 クリスマスプレゼントとしても好まれています。

癒しのための品が、不安の元になってしまったとは、なんとも皮肉ですね(^^;)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2011年12月22日

 

amatou3.jpg

こんにちは。 こばやしです。 つい先月、こんな発表がありました。

  甘党の人、感じ良く人助けする傾向=米調査 (ロイター)
[ニューヨーク 21日 ロイター] 米国の科学者による調査で、甘い食べ物を好む人は人当たりが良く、人の手助けをする傾向が強いことが分かった。ただ、甘いものを好むからといって、性格がより外向的または神経質などとは言えないとしている。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111024-00000644-reu-int)

————————

ということで、「甘党は良い人」という、面白い研究結果が出ています。
この研究結果で興味深いのは、
    ・甘いものを食べた後の幸福感が影響するわけではない
    ・周囲の人も、「甘党の人」を無意識に「気立てが良い」と認識する傾向がある
と判明したこと。 いったいどういうことなのかというと、

ポイント1 ・・・『甘いものを食べた幸福感は影響しない』
  → 今から甘い物をたくさん食べても、性格は優しくならないということ。 あくまでもともと「甘党」だった人が「人当たりが良い」だけです。 これは残念ですね。

ポイント2 ・・・『周囲の人も、甘党の人を無意識に「気立てが良い」と考える』amatou1.jpg
   → 同じ人物写真を見せ、プロフィールに「好きなもの:チョコレート」の一文が有る無しで印象がどう変わるかを見た結果です。 つまり・・・、俺って甘いもの大好きなんだよねー。」と周囲に伝えるだけで「良い人」そうに見える ということになります。 こりゃスゴイ!

 

◆なぜそう感じる・・? こばやしの仮説
本質的に「甘い」とは、脳が“ほしい!”というメッセージを出しているということ。 言い換えると「これは体にとって吸収しやすいエネルギーです。」という信号なんですね。 ごはんのような炭水化物だって分解すると糖になりますが、より分子の小さい砂糖の方が“甘く”感じるのは、脳がより「快」だと認識しているということです。 
対して「苦味」や「酸味」は、元々は「危険信号」の味覚と言われています。 酸味は「腐っている」ことを脳に伝えるため、苦味は「毒」であることを伝えるため・・・。 だからたとえば子供がピーマンや酢の物を苦手なのは当然なんですね。 じゃあなぜ大人が酸味や苦みを好きになるのかというと、これは「食経験」によって「本能」を上書きしてしまうから。 「危険 → これは毒じゃない → こういう味もアリだよな♪」と自分の本能をすこしずつ書き変えていくんですね。

ならば、「甘党の人」とは、より本能に従って体に良いものを求める「感性」を重視する人、苦味酸味を好む人は、より自分の「経験」を重視する「理性」の人・・・なのかもしれません。 そのあたりが「人助け」の差となって現れるのではないでしょうか。 そして周囲の人も、食べ物の好みから、本能的にその人柄を察知する。 ・・・のかもしれません。

なにはともあれ、もうすぐクリスマス。 独身の方、ご予定無い方、まだ間に合います。 少しでも良く自分を見せるなら、「甘党アピール」ですよ!(^^)

Sweet taste preferences and experiences predict prosocial inferences, personalities, and behaviors. – APA PsycNET(8月29日)

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2011年12月9日

 

egg-on-face-295.jpg

こんにちは。こばやしです。

つい先日の米国ニュースに、  『FTCと和解:フェイスブック、顔(フェイス)に卵を乗せるFTC Settlement: Facebook has Egg on its Face11/30 Bright Side of News

という見出しがありました。

顔に卵を乗せる・・・???

いったいどういう意味なのでしょうか。

 —————-

というわけで、たまごのことわざシリーズ第4弾です。

「have egg on face(たまごを顔に乗せる)」

と書いて、「大恥をかく」という意味になります(参照)。 日本語で言うならば、「顔から火がでる」といったニュアンスでしょうか?? 他にも「面目を失う」という、社会的地位を落とすイメージもあります。

冒頭の記事見出しは、日本の記事では 『フェイスブック、プライバシー問題でFTC(米連邦取引委員会)と和解』(11/30)、となっています。  “個人情報の取り扱いトラブルでフェイスブック側が企業信用を落としている・・・” という内容なのですが、それにしても日本語だとずいぶんカタいタイトルになっちゃうんですねー。(^^;)

ちなみに先週だけでも、米国オンラインニュースには他に2件の「顔タマゴ乗せ記事」がありました。

ヤフーは結局、買収側の顔に卵を乗せるのだろうか?』(11/28)  “Will Yahoo turn out to be an egg on its buyer’s face?

バッファロービルズのジョンソン、顔に卵を乗せる』 (11/30)  “Bills’ Johnson has egg on his faceegg_face_yah.jpg

これは「米Yahooは買収先に恥をかかせるのでは?」という憶測記事と、「バッファロー・ビルズ(アメフト)の選手スティーブ・ジョンソンが不謹慎パフォーマンスで処分された。」という記事内容。

毎週毎週、いろんな有名人や企業が「顔に卵を乗せ」続けているわけです。

想像すると、ちょっと面白いですね。

もっとも、冒頭の写真を見る限り、たしかにコレは恥ずかしいかもしれません・・・。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2011年12月6日