小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

 

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こんにちは。こばやしです。

本日はバレンタインですね。

「女性が男性にチョコを贈る日」というのが日本の習わしで、私も今朝妻からもらってニコニコしています。

が、世界でみると「女性→男性」となっているのは日本と韓国くらいで、

欧米ではキリスト教に由来する成り立ちもあってか、男でも女でも「恋人へ愛の誓いとともに贈り物をする日」となんですね。 「チョコ」という縛りも無く、花やちょっとしたプレゼントにメッセージを添えて贈るのが主流のようです。

反対に、キリスト教が絡んでいることからイスラム圏サウジアラビアでは国を挙げて禁止となっています。 国営放送にて「バレンタインを祝うものには最高で“死刑”もありうる!」なんてコメントも出すくらい・・・!

チョコあげて死刑になるなんて、ビックリですね。

また、“男女どちらからもOK”というのが主流なので、当然ホワイトデーという風習も日本くらいにしか無いわけです。

ちなみに「夏のバレンタイン」ってなんの日か分かります?

中国では「七夕」の日をそう呼ぶそうです。 なるほど、織姫と彦星、言われてみればこれも「男女の愛」がテーマの日ですもんね。

なんにせよ、愛情や感謝を伝え合う日は、多いに越したことはありません。

なかなか普段の日にあらたまって伝えるのって難しいですもんね・・・(^^;)

(参照)うずら卵とバレンタイン – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , おいしさ雑学 2012年02月14日

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何度かご紹介しているのですが、欧米では小学校の頃から「たまごを使った科学実験学習」はポピュラーです。 何種類もの実験が行われているんですね。

今回は、「運動エネルギーと破壊」についての、卵を使った物理学実験をご紹介。

 

◆運動エネルギーの伝わり方を、卵で体感する
二人が手で広げたシーツに、思い切り卵を投げつけます。なんと!卵はまったく割れません。しかし、当然ですが、壁にぶつけたら簡単に割れてしまいます。 同じ運動エネルギー(衝撃)でも、物体にいっぺんに加わるか少しずつ加わるかで、その結果はずいぶん変わるんです。

・・・、こんな感じの授業内容です。

大人がフルスイングで投げても、卵が割れない」っていうのは、ビジュアル的にすごくわかりやすいですね。

実験と講義を見る子供にとっては、すごく印象的な学びになることでしょう。

「衝撃を分散させる」、という考え方について今度は、車のバンパーやランニングシューズの靴底、いろんな身近なところにも応用されている事実を理解することができます。 ゆったり座れるソファーだって、体重を分散させているから快適なんだと知ると、単なる数式で考えるのとは全く違う楽しさが生まれてくるでしょう。

すなわち“活きた学び”になってくるわけですね。

 

◆意外に強いたまごの強度
余談ですが、卵自体は、実はかなりの力に耐えることができます。

卵殻の長軸方向で、一個あたり7kgほどの力に耐えると言われています。

10個あれば、大のオトナでもその上に立てるということです。

「ゆっくりとかかる力」に対しては、けっこう頑丈なんですね。

うーん、すごい!

(参照)海外の高校必修、「ニュートンの卵」ってなんだ? – たまごのソムリエ日記
(参照)なぜたまごは握りつぶせないのか? その2 – たまごのソムリエ日記

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごのビックリ科学 2012年02月11日


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こんにちは。こばやしです。

来週にかけて強い寒波とのこと、しばらく寒くなりそうです。

と、いうわけでペンギンさんの卵ネタ続きです。

マカロニペンギンというペンギンがいます。

macaroni_penguin2.jpg

こんなのですね。

このペンギンちょっと変わってまして、二個産んだ卵のうち、大きい方しか抱卵しません。

つまりどっちかは“見捨てる”ってことです。(※大抵は最初に産んだ方と言われています)

一子相伝の“北斗神拳”じゃないですが、過酷な環境下にある生物は複数の子供を育てるだけの十分な食料が得られることが少ない場合、こうした行動をとるそうです。

自然の知恵とはいえ、なんとも厳しいですね。

・・・、と同情した気持ちとは別に、たまご屋としての興味が湧きます。

見放された卵だったら、食べてもいいんじゃないだろうか!?

どんな味だろう・・・?

◆こばやしの大胆予想!
残念ながら(?)南極条約で、南極の動物を捕獲してはいけないことになっています、卵も捕るのは(多分)禁止です。

あえて味を予想するならば、
たまごの風味は食べた餌の成分に左右されます。 サカナを常食するペンギンさんのたまごの味は、おそらくとても生臭いのではないでしょうか。 低温に耐えるように、油脂分が多いかもしれません。 穀物主食である鶏さんのたまごより、黄身はコクがあって濃厚風味と予想します。 かつお出汁などの和食と相性が良さそうです。 チョイと香りを利かせて三つ葉なんかで臭み消しをすれば、だし巻き玉子なんか最高かも。

南極探検で有名な白瀬中尉は、ペンギンを食べたことがあり「かなり美味だった。」とのことですが、たまごはどうだったんでしょう? いずれにせよ、我々がその味を知ることは無さそうです。

しかし南極点での最高気温は-15℃、年平均気温-50℃ですから、そこにあるものはいつまでも凍ったままになります。 温められなかったマカロニペンギンの卵だってゴロゴロ・・・いつまでも増える一方なのでは・・・・・・!??? 千年くらい経つと大地が凍った卵で埋めつくされたりして。(^^;)
(※実際はアザラシなんかが食べちゃうんでしょうけど。) 

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2012年01月30日

penguin2.jpgこんにちは。こばやしです。

それにしても寒いですね!東京は大雪だとか、お帰りの際にはケガなきようにお気を付け下さいませ。

さて、鶏さんなど鳥類は比較的寒さに強いのですが、そのなかでも格別寒さ耐性の高い鳥といえばペンギンさん。

ごぞんじのとおり、極寒の地、南極に住んでいます。

さて、ここでタイトルの質問。

「ペンギンの卵は、なぜカチンコチンに凍ってしまわないのか?」

お父さんペンギンが暖めているとはいえ、

外気温はマイナス数十度。 地面はヒエヒエです

もちろん木も生えてませんから、「巣」なんてつくれません。  

いくら上から暖めても、これだけ地面から冷やされたんじゃ・・・

大丈夫なんでしょうか・・・?

実はどうなっているのかというと、お母さんペンギン、

「お父さんペンギンの足の上」に卵を産むんです。penguin_tamago3.jpg

そして卵を冷やさないために、ペンギンの足はつま先までフワフワの羽毛で覆われています。

なので、この足の上で卵はあったかぬくぬく、地表の冷たさで凍ってしまうことも無いというわけです。

へー。 なるほど!

・・・・・・。

「じゃあ、温めてるお父さんペンギンは、歩きたいときどうしたらいいの?」

と皆さん思ったかもしれません。

つま先に我が子供である卵を乗っけていたら、歩けない!

どうしたらいいんでしょう・・・。

答えは、

「生まれるまで歩かない。」です。

お父さんペンギンは、子供が生まれるまで60日間直立不動で立っているんです。

すごいですね。 ペンギン父は偉大です。

(参照)雑学おもしろ百科(角川文庫・小松左京)

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2012年01月24日

 

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おめでとうございます! こばやしです。

ご挨拶が遅くなりました。

本年もよろしくお願いいたします。

旧年中は沢山の方にお世話になり、本当に感謝の一年でした。

今年は辰年。

そういえば龍の字が四つ重なった漢字があるそうですね。画数の多さは一番で「多弁な」という意味だとか。おいしさを多弁に語り、お客様のお役立ち品質一番のたまごをお届けできますよう、本年もワクワク全力で努めます。

本年の皆様のお幸せ、お祈りいたしております。

※上記の写真は、私が筆で書いてみたものです。 辰に見えますでしょうか!?

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2012年01月3日

こんにちは。こばやしです。

今年も残すところ、あとわずか。いよいよ新年です。

ところで元旦元日の違いってご存知ですか?

元旦とは1月1日のだけ、元日とは1月1日ぜんぶを指すそうです。

もともと「元旦」の「旦」、実は太陽と地平線を表すんだとか。 なので、元旦とは太陽が出たばかり、つまり一月一日の朝を表します。 つまり、↓のようなカンジですね。

gantann_ganjitu.jpg

なので「元旦の朝」という言い方は間違いなんですね。

象形文字といえば、本年度の干支だった“卯(う)”、

これもウサギを表すのではなく、神さまへ捧げられた兎肉を表したものなんだとか。

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もしかしたら“卵”だって、ゆでたまごをカットした象形文字なのかも!?

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龍、竜、辰、来年の干支も形からしてドラゴンっぽいですけど、これもどうなんでしょうね。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2011年12月29日