小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

neji.jpgこんにちは。こばやしです。

ハードロック工業の代表取締役、若林さんという方が、話題になっています。 

【人・生き方】転機。話そう、話しましょう(ハードロック工業・若林克彦さん) – MSN産経ニュース

先の震災にも全くビクともしなかった東京スカイツリー。ここに若林さんが発明された「絶対にゆるまないネジ」が使われているそうです。
 この方は非常に面白い経歴をお持ちで、このネジを世に広めるために、創業の会社を無償で譲り渡し、新たに今の会社を設立されたほどの情熱家のようです。
世界中で使われるこのネジのことは、皆さんメディアでも詳しく見られる機会があるかと思います。 本日は若林さんの過去のたまご発明品についてご説明。

◆大ヒット発明品「たまご焼き器」

 この方の過去の大ヒット商品に、「誰でも器用たまご焼き器」があります。 この商品が世に出てヒットしたのは、70年代。 私がまだ生まれたかどうかの頃です。 一日5000本売れたそうですから、凄い反響だったようです。 
もしかしたら、「昔からウチの家庭で使ってるよ!」という方も多いのかもしれません。
ウチには残念ながらありません。
どんなフライパンだろう・・?
資料を頼りにものすごくラフに絵を描いてみますと、下記のような特徴になります。tamagoyakiki_hardrock.jpg

 くぼみに向かって卵が流れるので、いちいちハシやフライ返しを使って寄せなくても、誰でも上手な玉子焼きが成功するという優れもの。
すばらしいですね。
確かに、玉子焼きの最も難しい点は、「寄せて巻く」ところ。 私もよくコレで失敗するんです(ーー;)

hardrock2.jpg

  これは若林さんの言葉です。 「商品の欠点が見つかった時点で発明の半分は成功しているのです。」とおっしゃる若林さんのとらえ方は、前向きさにあふれています。

 そう。欠点とは「もっと良くできる点」なんですよね。 いろんな商品やサービスを見て、『あ。これもっとココを良くしたら、面白いかも!』とワクワク考えるクセづけが大切なのだと感じます。

 「たくさんの人に喜んでもらう」という原点、私も常に意識していきます!

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2011年05月12日

nitorun_jo.jpgこんにちは。こばやしです。

「たまご」は身近にある食材なので、文章や映像に、いろんな形で取り上げられることが多いです。

が、商売柄、ちょっと気になってしまうことも良くあるんです・・・

少し前の徳島新聞に、『ハタ坊の「じょー」と徳島弁の「じょ」』という特集記事がありました。

徳島県民としてはモチロン内容も興味深かったのですが、

それよりも気になったのが、下の方に記載の「用例」。arujo_kotoba.jpg

タマゴがいっぱいあるじょー。」(動詞の連帯形に続く)

とあります。

つまり「タマゴがいっぱいあるよ。」という意味なのですが、

よく考えるとヘンです。

沢山たまごがある。・・・ということを誰かに伝えるシチュエーション・・・

—- そんなことって無いよなぁ —-

と、気になってしまいます。 たまご屋さんくらいですよね。 一般的ではないように思います。jisho.jpg

話変わって、三省堂の辞書「大辞林」。

握りつぶす』という項目を引くと、

出てくる用例は、「たまごを握りつぶす」とあります。

—- 辞書の編集者さんは、日常的にたまごを握りつぶしていたのだろうか・・・?—- 

ナゾです。(^^;)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2011年05月10日

yamanone.jpg

「どこやらのラジュウム卵といふの、お母様にいただいたことがあるわ。白身が固くて黄身がやわらかいの・・・。」

——————————————————————–

これは、川端康成の「山の音」(※)という小説の一節です。

さて、ここで出てくる「ラジュウム卵(ラジウム卵)」とはいったいなんでしょうか?

それは、「温泉玉子」のことなんです。

Wikipediaによると

『福島県福島市の飯坂温泉の温泉玉子は、この温泉で日本で初めてラジウムの存在が確認されたことに因み、ラジウム玉子(ラヂウム玉子)と呼ばれる。』hatuumi_ontama2.jpg

と、あります。上記小説の中、娘さんがお母さんから食べさせてもらった“ラジュウム卵”とは、どうやら福島市のたまごのようです。この小説が刊行されたのが1954年(昭和29年)。 少なくとも半世紀以上前からある由緒正しい温泉玉子なんですね。

福島市の飯坂温泉は、宮城県の鳴子温泉や秋保温泉とともに「奥州三名湯」とも言われています。

福島県温泉協会のサイトから旅館HPを拝見すると、震災による設備被害から休館しているにもかかわらず被災者受け入れをされている旅館、また被災休館を乗り越えiizakaonsen.jpg「震災復興プラン」を打ち出して再開なさっている旅館もありました。

がんばってらっしゃるお姿に、胸が熱くなります。

風光明媚・文学の香り高い歴史あるこちらの温泉、

そして大変な思いをされている福島県の皆様、

一日でも早くご復帰されることを応援しております。

 大型連休は終盤に入ってしまいましたが、本ブログをご覧の皆さんもぜひ、後半、応援も兼ねて、川端康成ゆかりの「ラジュウムたまご」とおいしい料理を食べに行ってみてはいかがでしょうか?

(関連)福島県温泉協会のHP

※(補足) 1954年(昭和29年)刊行。『鎌倉の長谷に住む、62歳になり老いを自覚するようになった尾形信吾が息子・修一の嫁・菊子に対して抱く情愛を、鎌倉の美しい風物とともに描いた作品。』です。 野間文芸賞を受賞した作品で、映画にもなっている名作です。 こちらもおススメです(^^)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2011年05月6日

date_joshiryoku.jpgこんにちは。こばやしです。

美容情報サイトKirei Styleの『モテる女子力を磨くための4つの心得「オムライスを食べられない女をアピールせよ」等』という記事がなかなかブッ飛んでる、とネットで話題になっているようです。
http://kirei.biglobe.ne.jp/news/detail/20110426162331_pch19894

 この記事によると、女性は男とレストランに入ったらメニューのオムライスを見て「あーん、これ食べれないんですよねー(悲)」とアピールすると良いんだそうです。

そして、

「だって…だって……、ヒヨコにならずにタマゴが割られちゃうなんて、かわいそうじゃないですかぁっ!まだ生まれてないのにぃぃー(悲)。」てなカンジで返答することで、『女子力』がアップするんだとか。

そうすると相手の男は、

「なんて優しい天使のようなコなんだろう! 絶対にゲットしてやるぞ!」と、惚れこんじゃう・・・・・・!

・・・んだそうです。 (^^)

うん。  そうですか。

 これがすばらしいラブ戦略(?)なのかはさて置いて、少なくとも「優しさアピール」の素材にタマゴを選んでくれるのはうれしい限りです。

 だってオムライスで「ヒヨコかわいそう!」なんて言ってたら、「イクラ」の軍艦巻きや「タラコ」のパスタ、「子持ちししゃも」なんか大量虐殺ですよ!お母さん。 そっちの方が「食べられない」アピール度で言えば上ですよねikura_sushi.jpg

 しかしこの戦略、もし自分が女性だったら、モテたいと思っても確実に喰い意地が勝ってしまう気がします。

 ただし、上記の記事によると、「相手と付き合う事になったら好きなだけオムライスを食べても大丈夫、聞かれても『慣れた』『そんなこと言ってない』と言えばOK。」だそうなので、ぜひ“意中の男性攻略中”の方は残り三つの心得も実践し、一日でも早く彼を射止めて、仲よくオムライスを食べてくださいませ!

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2011年05月2日

huji_saiji.jpgこんにちは。こばやしです。

フジグラン石井店(徳島)にて、27日(水)から、「にし阿波と東とくしまのうまいもの共演」という企画で催事販売します。

  場所 : フジグラン石井店

 期間 : 4月27日(水) - 5月1日(日)

  時間 : 9時 - 19時

私も売り場でワクワクたまごのご説明をします。(^^)

期間限定の新商品たまごもあるよ!

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2011年04月25日

niwatori_kyouryu4_gao.jpgこんにちは。こばやしです。

書店で「恐竜の本」を発見、思わず衝動買いしてしまいました。

恐竜といえば、ちょっと前にこんなニュースが。

asahi.com(朝日新聞社):鳥の祖先、やっぱり恐竜 前脚の指同じ構成 東北大 – サイエンス
 鳥の前脚(翼)の指は恐竜と同じ構成でできていたことが、東北大の田村宏治教授らのグループの研究でわかった。恐竜から鳥に進化したとする説を証明する決定打と言える成果だ。 (中略) 田村教授らはニワトリの卵で、受精後3日-3日半の時点から発生の過程や遺伝子の働きなどを調べた。–(後略)

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 ということで、「鳥と恐竜は仲間だったのか?」は私が子供のころからあった論争なのですが、やはりニワトリさんの祖先は恐竜だったようです!

 上記の研究は、鶏卵から「指の骨」の進化を調べたそうですが、たまごと鶏の近くにいる私達も、別の形で鶏と恐竜のつながりを実感しているんです。

それは、koyadaira_kyoryu2.jpg

 ニワトリさんの顔って、良く見るとけっこうコワイんですよね。(^^;) 正面から見るとなかなか迫力があってカッコイイ! 子供のころ見た恐竜映画を思い出します。

 冒頭の写真は、私達がお届けしているたまごを産んでくれている、木屋平(こやだいら)村の放し飼いニワトリさんですが、こうやって下から見上げると恐竜とおんなじくらいの迫力がありません? 私はそう思ってました。

 さて、恐竜つながりでもう一つ。

 最近見て驚いた動画がこれ↓アニマトロニクスという技術を使っていて、そりゃもう、まるで生きているかの様に表情豊かな恐竜が体現されています。

 こりゃ、子供はビックリしますよね。 うおお、って声に出してしまいました。 ウチの息子にも会わせたい!(^^)

ティラノサウルスの学級訪問に小学生達が阿鼻叫喚

 ・・・、でも「足」がちょっとだけ残念です。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 鶏さん・鳥さんのコト 2011年04月16日