こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ポーチドエッグってありますよね。
普段つくられますか?
30代以下の女性人気こそ高いものの
あまり日本ではメジャーじゃなくって、
キューピーたまご白書でも
「一年以内に作ったことがある卵料理は?」
の回答でポーチドエッグは
全世代で4%以下です。
人気と自作のギャップが大きい、
ある意味飲食店さま向きの
たまごメニューと言えます。
ポーチドエッグって、
お酢をたらしたお湯で
超短時間で卵を固め、
黄身はトロトロ
白身はふんわり
な極上のたまご料理でして、
日本人が大っ好きな食感要素が
すごく強いんですよ。
江戸の昔から類似の料理がありますし。
で、ですね。
ただのポーチドエッグも良いのですが、
そこに、さらに!
超濃厚こくウマなポーチドエッグ
にする調理方法があります。
それは、
すましバターのポーチドエッグ
(Poach Eggs In Clarified Butter)
なんと!お酢水じゃなくって
バターにたまごを落として
ポーチドエッグにするんです。
このすましバター(クラリファイドバター)は
バターを弱火でゆっくり溶かすと、
上部の泡と、中間の透明部分と、
下に沈んだ固形物に分かれます。
この中間の液体を
澄ましバターと呼びます。
上品なバターの香りが良くって
固形たんぱく分が無いため味も
重くなりすぎず、「液状」なので
ポーチドエッグにもうってつけなんです。
①その澄ましバターを2カップ
75℃前後に保ち、
②そこにそーっと新鮮なたまごを割り入れます。
③まとめつつ6分程度加熱して固め、
おたまで取り出すと出来上がりです。
めっちゃ濃厚リッチなコクが
ポーチドエッグのとろふる食感と合わさって
極上の味になります。
おそらく食べる方もビックリされるんじゃないでしょうか。
ただし、
このためだけにバターを準備すると
ちょ~っとコストは上がりますので、
いくつも数を出される
ご飲食店さま向けかもしれません。
ご家庭では
サプライズの一品として、
お父さんやお客さんをびっくりさせる
ぜいたくたまご料理になりますね~。
超リッチな味に変わる
ポーチドエッグの裏技、
ぜひ楽しんでくださいませ~。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。