小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

あなたのお店のたまご料理
ただ『美味しい』だけじゃなく
何かもう一つ価値を加えるとしたら
どんな方法があるでしょうか…?


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

先日ある人気ジェラート屋さんに
行ったのですが、
置いてある雑誌をふと見たら・・・

なんと22年前!のものでした。

新しい雑誌に交じって、
かなりの数の古い雑誌が
置いてあるんですよ。

中身も読んでみると、
逆に新鮮だったり
現在に想いを馳せたり・・・

なかなか面白い感覚になります。

たとえば
「森に山小屋を作って
おしゃれに余暇を楽しむ人」
の特集が載ってましたが、
この小屋も22年経っているわけで、
今はどうなっているんでしょうね。

さらに進化しているのか、
もう住めなくなっているのか

ご家族やご自身は、
今も楽しめているのか・・・

いろいろ想像しちゃいますね~。

 

ゆでたまごの器特集が載っていまして、
これなんかは今でもじゅうぶん
おしゃれに感じるデザインですね。

 

◆歴史感をたまご料理に活用する

たまごはとにかく歴史が深いですから、
料理にも歴史の深さやストーリーを
付け足すことができます。

百年前のたまごレシピや…

世界最古のたまごレシピ…

偉人のたまごレシピ・・・

うまく歴史的ストーリーと共に
お客様にご提供できると、
あなたのお店の美味しさに
さらに深みを加える
事ができるのではないでしょうか。

 

ただのオムレツじゃなくって、
なぜ百年前にできたメニューなのか
そんなことがワクワクとして
お客様に伝わると、繁盛メニューに
つながりますよね~。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

(関連:戦争をかけめぐった卵と料理本 | たまごのソムリエ面白コラム

(関連:たまご料理の魅せ方に歴史を乗せる(最古の玉子料理) | たまごのソムリエ面白コラム

(関連:有名人をお店のメニューに活用しよう!その①音楽家編 | たまごのソムリエ面白コラム

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年05月29日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

ウチの息子が熱心に
何やら折っているので、
何かと思っていたら・・

「恐竜と古生物と折り紙」

でした。

へー。

こんな本があるようで、
実際できたものは

おお・・!
なかなかすごい。

三葉虫・オパビニア・カブトガニだそうで
たしかにそれっぽいです。

ウチの息子は折り紙も
恐竜も大好きなので、

まさにツボを得た一冊だったようです。

 

ウサギとか船とかを折りながら

「今度はアンキロサウルス折ってみたい!」

なんて思ったようで、
ウチの妻と一緒に調べてみたら

「あるんかい!」

ということらしいのです。

 

こういう、
無心になって打ち込める、
その手助けになるものって
すごく良いですよね~。

 

例えばたまご料理でいうと、
動画などの解説や
SNSでの作り方が
以前とは飛躍にならないくらい
多く上がっています。

「たまご料理を作ってみたいけど
分からなくてちょっと作れない。」

という人にとって、
すごく手助けになる時代です。

 

たとえば、
めちゃめちゃ見た目にカッコいい
専門店で話題になっていた

ドレスドオムライス

なんかも、
作り方を紹介している動画が
たくさんあります。

こんなのがあると、
料理店さんは差別化できなくて
大変なんじゃないのか・・・

というと、そんなことは無いんですね。

 

以前、将棋の羽生永世9段が
インターネットで将棋人口の裾野が
広がったことに対して

「ネットはいわば高速道路ですね。
ある一定のところまではすごく早く
運んでくれる。

だけど、最終の目的地までは、
インターを降りてからまだ道がある。」

というようなことを
言っていました。

 

たまご料理に関しても、
ある一定以上のレベルまでは
やはりネット=高速道路を降りてから
成長とプロの差になるものが
ありますよね~。

 

そして、
ネットでたまご料理のすそ野が広がると

「プロのたまご料理のすごさが分かる」

人達が、大幅に増えるんじゃないでしょうか。

じっさいにやってみる人が増えると、
こんなスゴイことをやってるんだ!と
より実感できるわけですから。

 

そう考えると、
プロの料理人の皆様にとっても、
おもしろい時代になっているんじゃないかと
そう思いますね~。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年05月27日

仕事がら、条件のちがった
いろんなたまごを毎日食べております。


こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

世の中は、多様性を重視するのが
当たり前になっています。

若い人ほど顕著で、
うちの息子にも聞いてみましたが、

『人とちがう』ことは
すなおに『すごいなあ』と
認めるのが普通だよ。

「あたりまえじゃん。」

という感覚でしたね。

 

 

さて、たまごのお話です。

たまごの多様性って
どんなものを言うのでしょうか。

日本には3000を超える
こだわり卵の銘柄があります。

 

また、鶏卵のサイズ違い
カラの色違いもあります。

また、放し飼いや平飼い、
ゲージの大きさなど、
飼育方法の多様性もありますよね。

 

また、それだけじゃなく、
ダチョウやエミューみたいに
超おっきいたまごや

キジやうずらみたいに
小さくても面白い美味しさがある
たまごもあります。

うーん、考え出すと
たまごの多様性って
めっちゃありますね~。

あまりふかく考えずに
本日のブログテーマを書いてしまいましたが、
細かくご紹介すると
何ページ書いても足りないですね(笑)

 

ざっくり言うと、
たまご単体の多様性としては

・ニワトリの種類
・飼育方法
・たまごのサイズ
・飼料
・年齢(日齢)

このヘンが、
通常のたまごの「ちがい」に
かかわる部分かなぁ、と思います。

ただし
最後の「年齢(日齢)」の部分は
一般のお客様には区別しにくい
部分かもしれません。

人間の多様性とちがうのは、
食べ物ですから
これらの多様性は、目的があります。

 

どれだけ違っていても、

「食べて美味しいか」

「食べて健康か」

という部分が価値になる。
これは共通していなくてはいけません。

 

あと、ご飲食店さま
洋菓子製パンさまなどでは、

「繁盛につながるか」

「ご来店の人にファンになってもらえるか」

のような観点も、
価値になるかと思います。

そういう意味では、
たとえばたまごの作り手届け手が
持っている思想、

企業的姿勢も最近は
どんどん大事になってきていますね。

 

たとえば企業が
良い商品をつくっていても、
有害物質をどんどん出していれば、
「買わない」「応援しない」
という人が増えてきているのだとか。

たしかにそうですね~。

 

ウチでも、

もったいないを無くそう

と考えて始めた

「かいじゅうのたまご」

も、思った以上に反響と
評価をもらってます。

じぶんたちの思想も含めて
うまく多様性をたまごに
活かしていきたいですね~。

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

(関連:もったいないをカタチに!『かいじゅうの卵』発売します! | たまごのソムリエ面白コラム

(関連:こんなにある!世界で食べられている鶏サン以外の鳥卵10種 | たまごのソムリエ面白コラム)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2023年05月26日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

取引先さんの展示会に
参加しておりました。

 

新しい方とのご縁
いろんな新鮮なご意見もいただき、
大変実のある時間でした。

 

その際の昼食で、
ベトナム料理のキッチンカーを
取引先さんが呼んでくださってまして、

バインミーと
コーンスープをいただいのです。

これは珍しいなあ、
うれしいなあ。

と美味しく食べたのですが、
ふと見ると、
スープに模様が。

その展示会を開催した
企業のロゴと名前が浮いてる!

へー!
面白い気づかいです。

ボディの重いとはいえ、
液体に名前が書いてあるなんて
ちょっと予想しなかっただけに、
インパクトがありました。

 

◆たまごに文字のアイデアも面白い

たまごでも、
卵殻に可食インクで
印字ができるんですよね。

賞味期限以外にも
打つことができるので、

こういう、なにかちょっと
気遣いになるようなサービスを
お客様のお店と一緒に
考えてみるのも面白いのかも
しれません。

 

従来は、賞味期限印字なんかに
つかっているのですが、

文字で言うと
けっこういろいろメッセージも
打てるのです。

業務用のお客様にも
印字のうえお届けが可能ですので、

祝〇周年

とか

受験生がんばって!

とか、そんなメッセージを
たまごの殻に刻印することが
可能です。

 

海外では、
ユダヤ教の経典の一節を
印字したたまごもあります。

おもしろいですね~。

 

僕たちの持っている技術を
お店さんのアイデアで
さらに面白く活用できればな~と
わくわくしますね。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2023年05月25日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

たまご鶏のことわざ 第81弾

今回は英語圏のことわざです。

<ガチョウのたまごをもらう>

これ、テストなどで0点をとることです。

「テストどうだった?」
「散々さ。ガチョウのたまごもらっちゃったよ。」

みたいな使い方ですね。

たとえば少し前、
米国ヘラルド紙の記事で

『全く何もさせず:マホメット・セイモア、マウント・ザイオンに4-0でガチョウの卵を落とす』
(“Absolutely nothing: Mahomet-Seymour drops a goose egg on Mt. Zion 4-0”)

なんて見出しが出てました。

https://herald-review.com/sports/high-school/baseball/boys/absolutely-nothing-mahomet-seymour-drops-a-goose-egg-on-mt-zion-4-0/article_5a960d8a-ba31-5802-997f-9dc03375b8b0.html

これは、
5月13日イリノイ州の高校野球で、
マホメット・セイモア校ディフェンスが
マウント・ザイオン校を0点に抑え、
4-0の判定で完封勝ちした。

 

という記事ですが、
『0点』を伝える見出しが
『ガチョウの卵』になってても
ちゃんと通じるわけです。

なかなか面白いですね。

 

なぜガチョウのたまごが0点かというと、
理由は見たまんまでして、
たまごのカタチ=「0」だから。

日本でも、
通信簿が2ばっかりなのを
「アヒルの行進だ・・。」
なんて言ったりしますよね。

 

ちなみになぜガチョウかというと
ガチョウのたまごは
鶏卵よりもひとまわり大きいので

「えらいものもらっちゃった」感
より出るからなんじゃないかと
思っています。

ちなみに同じく鶏卵より
ちょっと大きめサイズな
アヒルのたまご(duck egg)も
同じ0点の表現で使われます。

 

◆0点な卵を季節メニューに!

たとえば、あなたのお店で
おもしろく活用するなら、

受験シーズンに
たまご=0点を食べつくして合格だ!」
みたいな合格祈願的な
縁起物メニューのストーリーに
持っていけるかもしれません。

キットカット→きっと勝つと

みたいなダジャレで
受験生に人気になるくらいですから
合格ラーメンとして見ためダジャレな
0点たまごを活用したって
良いんじゃないでしょうか。

ぜひ、来年の年明けあたり、
いかがでしょうか!?

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご・鶏のことわざ 2023年05月24日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

G7広島開催、
ゼレンスキー大統領の電撃来日
対ロシアでの国際秩序宣言など
被爆地・平和都市広島での開催から
強いメッセージが出てますね。

是非はあるかと思いますが、
ゼレンスキー大統領の
「ロシアを最後の侵略者に」
という一言には、ハッとさせられる
強さがあります。

 

さて、それと別に
各7首脳のうち、
英国のスナク首相が話題になってますね。

なんと!
広島カープの靴下で参上!

いや~、これは熱いです。
僕は広島へは仕事で年に数回参るのですが、
広島の方のカープへの愛情は
ホント尊敬できるレベルです。

広島駅前のバス停で
「今日はどうやろか。」
と隣で聞こえてきたら、

まちがいなくその日の
広島カープの試合動向を指します。

 

日本文化に対しての・・・
というメッセージじゃなく、
それくらい敬愛する
開催地域の方々へのメッセージ
というのは、
非常にステキな気づかいですし、

良く調べたなぁ。

という感心もします。

カープファンだけじゃなく、
スナク首相を好ましく思った人は
全国に多いんじゃないでしょうか。

 

もちろんG7サミットは
世界に対する協議と発信の場ですが、

細やかな気づかいが
相手の心を打つ、そんなことも
あるわけですね。

 

僕たちも、
会社として理念をかかげ、
たまごをお届けする際に
良いたまご良い商品と対応で
喜んでもらおう、と考えます。

ですが、それ以外に、

お店の内装の変化に気づいて
声をかけられるか、

または「もうすぐ〇周年ですね。」
とオープンの記念日を覚えて
メッセージをお伝えできるか。

さらに、今回の
日本国民の中の広島県民のように、
お店にも全顧客のなかで
「いちばん喜ばせたいお客」が
かならずいらっしゃいます。

その方に対して、お店に
「この日に卵を食べると
一生脳卒中にならないという
いわれがある日がありますよ~。
年配のお客様へのメッセージで
いかがですか!?」

なんてお話ができれば、
喜んでもらえるかもしれません。

 

仕事の取引以上の、
細やかなかかわりができるか。
大事な点じゃないかと思います。

まずは、取引先お客様の情報を
みんなで会議や夕礼朝礼で共有から
はじめてます。

「!〇〇屋さんってもう3年になるんですね。
オープンいい天気で盛り上がってたなあ。」

なんて、話し合ったりします。
工場のスタッフで、直接お伝えはできませんが、
より自分たちもファンになるような
ファンづくりのお手伝いになるような
情報の共有をしております。

 

ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2023年05月23日