小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

先日「山かつバーガー」のご紹介をしましたが、今度はなんとハンバーガーそのものをフライにした、「ハンバーガーのフライ」がおいしい!という記事を見つけましたのでご紹介します。

リンク:ハンバーガーフライ定食を作ってみた かなりウマい!

この記事によると揚げる事でパンがカリっとして、肉もおいしく、なんと「ご飯がすすむ」のだそうです。パンと肉を併せたあとじっくり加熱することで、肉の旨味や風味がパンへ伝わるのかもしれませんね。

そういえば、「クッキングパパの読者クッキング」というかなり面白いレシピ本があるのですが、そこに「サンドイッチフライ」なるものが紹介されています。見た目はコロッケか何かのフライ、でも食べるとサンドイッチ、味もおいしい!との説明でしたが、上記の試作と通じるものがありそうです。こちらはパーティにも最適、かなり盛り上がるそうですので一度試してみると面白いかも!?

関連リンク:Amazonクッキングパパの読者クッキング 1 (ワイドKCモーニング)
関連リンク:Amazonクッキングパパの読者クッキング 2 (ワイドKCモーニング)
※カンタンでおいしいレシピ満載です。独身時代、ずいぶんお世話になりました。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年06月18日

地域の魅力セレクション2009というイベントで、小田急百貨店新宿店にて一週間ほど弊社商品を販売します。準備など兼ねて、本日より東京です。

沢山のお客様の声が聴けそうで、いまからとってもワクワクしています。 「たまごのソムリエシリーズ」料理別たまごのコンセプトに併せて、ユニフォームも決めました(^^)

たまごのソムリエっぽいものになっています。

また会場の写真含めて皆様にご報告しますね。Smile

 

地域の魅力セレクション2009』小田急百貨店 新宿店
-日本の一品大集合!-美味との出会い 西日本の食

 【日時】 平成21年6月17日(水)-22日(月)
10:00-20:30(日は20:00)   
 【会場】 小田急百貨店 新宿店 ハルクB1階=特設会場 東京都新宿区西新宿 
※入場無料

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年06月15日

先日徳島新聞にも掲載されていた、話題の「山かつバーガー」を食べてきました。
販売しているのは、こだわりのとんかつ料理専門店として徳島・香川で名高い「山かつ」さん。それだけに、このバーガーもキャベツ、バンズ(パン)、柔らかいヒレ肉など細部まで、とんかつのプロが考え抜いたスペシャルな味なんだそうです。

このメニューはテイクアウト専門、注文を受けてから揚げるので10分ほどかかるそうですので、事前に電話を入れてからお店へ行きました。袋ごしでも揚げたてのアツアツ感が伝わってきて、食べる前からワクワクです。Laughing

yamakatsu1.jpg

外装はこんな感じです。ブタがかわいいですね。中には紙袋。

yamakatsu3.jpg

かなり高さがあります。とんかつソースのふくよかな香りがします。
さすがプロのとんかつ料理店、カツは外はカリッと、中は柔らかくジューシーです。

yamakatsu2.jpg

上部はこんな感じ。
キャベツの下に香ばしいゴマが沢山振ってあります。素朴でしっかりしたバンズとトンカツの旨味、そして和風ソースと和からしの風味が見事にマッチしており、それぞれの素材が一体となった非常に秀逸な味です。
更に化学調味料など一切不使用との事、体にも良さそうです。

yamakatsu_baga.jpg

 徳島、香川の山かつ全店で販売中ですので、御興味ある方はぜひどうぞ。オススメです。

関連リンク:山かつHP

■ところで・・・
漫画「美味しんぼ」によると、ハンバーガーは肉だけ美味くてもバンズだけこだわってもダメなんだそうです。どっちかが突出していると、逆に評価が下がる場合もあるとのこと。下記のブログでは、実際にマクドナルドとモス、ハンバーグとバンズの組み合わせを入れ替えたものを、味くらべしています。かなり面白い結果でした。別の意味でオススメ記事です。Laughing

リンク:美味しんぼを検証してみるその2 パンか肉かそれとも調和か
http://d.hatena.ne.jp/T-3don/20090420/1240238179

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年06月14日

オムレツには水を混ぜろ! オムレツ世界最速の男、ハワードエルメル氏の結論を確かめるため、さっそく試作してみました。
参照:_オムレツに混ぜるのは水か牛乳か?(1)長年の論争ついに決着【アメリカ】

それぞれ、エルメル氏のすすめる分量で、等量の水と牛乳を入れてオムレツをつくってみました。(分量は上記リンク参照)

卵が数個しか無かったので、小さいオムレツになりました。(しかも朝食、半分こした後です^^;)

左がをスプーン一杯いれたもの、右が牛乳を入れたもの。

結論から言うと、確かに水を入れたほうが食感も滑らかでした。その後何度か作ってみましたが、牛乳を入れたときよりも、形にまとめやすい感じです。火を通しすぎて固くなったり、キレイな形に作れなかったりという失敗は、水をいれることで随分少なくなるように感じます。エルメル氏の意見に、なるほど、ナットクです。
そして、味や香りは、卵本来の非常にシンプルなものになります。牛乳を入れた方が、ややコクが増すようですね。この風味は合わせるソースの味によっても、好みが別れそうです。

そもそもなぜ何か(どちらか)を入れないといけないのでしょうか?
やはり一つには食感という要素が大きいと思います。「オムレツは薄い卵焼きで包まれたスクランブルエッグだ。」と「ためしてガッテン」で表現していました。エルメル氏は「流動性が大事だ」とおっしゃていました。この様に、おいしいオムレツには、そとはしっかりと包むふんわり食感があり、内側はトロトロの滑らかさが必要です。
これを同時に成すのは私の様な料理シロウトにはかなり難しいです。しかし、水分が増える事で卵の固まるのを遅らせ、また加熱しながら混ざるのをスムーズにする効果から、熱のとおりが均一にりやすくなり、固くなりすぎるのを防ぐのではないでしょうか?その意味ではタンパク含量が増えてしまう牛乳よりも、水の方が効果が大きいのです。

私共の「とろーりオムレツ専用たまご」も、

白身と黄身の比率や鶏さんの日齢にまでこだわっているのは

この『とろふわ食感』にポイントがあります。洋に合う風味、飼育条件、鶏種などを限定し、最重視しているのが加熱後の食感です。

ちょっとした工夫と気づかいで、より美味しいオムレツができます。しかも今回はアメリカ鶏卵協会のお墨付き!ぜひ皆さん、お試しください。

 

■ところで・・・
卵をボウルに割ってかき混ぜたあと、「水」を溶き卵に入れちゃうのはけっこうな心理的抵抗がありました。「これ本当にイイのか・・?」と。牛乳だと何にも感じないんですよね。不思議だなー。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , オムレツ 2009年06月10日

新型インフルエンザ問題に便乗した、詐欺商法です。皆様ご注意を。Cool

_新型インフルエンザ:「ワクチン開発のためダチョウのオーナーに」 便乗詐欺にご注意(毎日jp)

ただしこの話、全くのうそというわけではありません。詐欺の元アイデアとなっているのは、おそらく下記のニュース。

 _新型インフル対策に救世主? 府立大教授が開発“ダチョウマスク” (京都新聞) 

 _新型インフル騒動で「ダチョウマスク」が大人気(報知新聞)

京都府立大生命環境科学研究科の塚本康浩教授(動物衛生学)が開発したもので、従来のインフルエンザウイルスに加え、新型(H1N1型)に対しても有効とされています。Sealed

dacho.jpg

一般的にウイルスは生体内でしか増殖できず、そのワクチンも有精卵などの生体でなくては増やして作り出すことができません。従来の鶏卵を用いたワクチン製造から、「世界最大の卵細胞」であるダチョウの卵をつかうことで、生産効率を大きく変えることができるのではないかと期待されています。

もちろん「ダチョウオーナー制度」なんてものは真っ赤なウソで、もしダチョウの卵で量産が始まったとしても、政府・薬品メーカーの厳重な管理・契約農場で作られることになるでしょう。投機的な儲けがからむ要素はきわめて少ないでしょうね。

「人をだますなら9割の真実に1割のウソを混ぜろ。」

(トルストイでしたっけ?)との言葉もあります。どこかで目にしたゆるぎない事実が下敷きになってるからこそ、人は納得しやすく、詐欺師がつけこむスキがあるのでしょうね。皆様ご注意を・・。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ニュースに考える 2009年06月8日

ケチャップ→ケチャップとオムレツ→オムレツと、少しずつ卵に近い話題にシフトしています(^^)

アメリカで、こんなニュースがありました。

_Expert settles debate about mixing water or milk with eggs (seattlepi.com)
_(卵に混ぜるのは水か牛乳か?専門家が論争に決着)

この記事によると米国では、かねてからシェフによってオムレツに水をいれるのか牛乳を入れるのかについて、意見が分かれていたとのこと。

そこでこの問題に、アメリカ鶏卵振興会(the American Egg Board)のスポークスマン、ハワード・エルメル氏がついに最終決着をつけたそうです。

 

人呼んで “世界一速くオムレツを焼く男” (ギネス保持者・427個/30分)である彼によると、

『完璧なオムレツを作るには、卵二個に対して、テーブルスプーン二杯分の水を入れることをお薦めする。 水で、オムレツを軽くならせて、より動きやすくするんだ。』
『オムレツの中身は単なる卵だと思っちゃいけない、流動性が大事。コレが極意だ。』なんだそうである。そして、

『スクランブルエッグだったら、ミルク。ハーフアンドハーフのヤツか、ヘビータイプのクリームを使用してくれ。これで卵は濃くてリッチな味わいになる。』
『ほとんどの料理人が使ってる7、8インチのオムレツ用フライパンよりも、10インチくらいの焦げつき防止フライパン(テフロン?)を使ったほうがいいよ。外側も中身もグッとキレイなオムレツができるよ。』と、これがエルメル氏の最終結論の骨子です。

 

まとめると、
1:オムレツには水、スクランブルエッグには牛乳を
2:フライパンはテフロン加工の大きめのものを使え

という事です。

記事中ではプロ料理人が賛否両論とありますが、「世界最速」でオムレツを作る人の意見が“最終結論”になってしまうのは大丈夫なんでしょうか?。向こうの料理人の皆さんは納得できたんでしょうか?

やってみなくちゃ判らない、

水と牛乳を入れてそれぞれ試してみたので、

次回にその結果をご報告します^^

オムレツに混ぜるのは水か牛乳か?(その2)たまごのソムリエコラム