小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

ちょうど一年程前、カゴメが「オムレターコンテスト」という企画をやっていました。オムレターとは、オムレツにケチャップで書いたレター、またはラブレターの事です。親子でお絵かきして楽しんじゃおうという企画ですね。「たのしく食事を。」というコンセプトは先日コラムのケチャップ商品と同じなんですが、ほほえましい度が全くちがいますね。

昨年、一昨年と続けてのイベントだったようですが、今年はどうもやらないみたい。残念です。ちなみに受賞作品はカゴメのサイトにて公開されています。

上の画像は「パパにっこり賞」の受賞作品です。ほほえましいですね~。_

もうすぐ父の日です、お母さんといっしょに「おとうさんありがとう」のこんなメッセージはいかがでしょうか?

そんなときは、加熱でとろーりとした食感とおいしい香りが楽しめる「とろーりオムレツ専用たまご」もどうぞ。

ところで上記の賞には、「パパにっこり賞」と「ママにっこり賞」があったのですが、ママ賞の賞品が「5万円分の旅行券」、パパ賞は「Wii+Wii Fit」でした。なんとなくママの方が、扱いが上な気がして仕方ありません。パパは家の中で遊んでおいて!という事でしょうか・・?(^^;)

「食事はやはり楽しくないとね。」という方は多いかと思います。やはりワイワイ食べる食事は美味しく感じますよね。でも、ケチャップ容器の先に顔が付いていて、ケチャップがドバーっと鼻血みたいに出てきたら、どれくらいの人が「楽しいからおいしい。」とかんじるでしょうか?

そんな商品がコレです。(画像クリックでCM動画に飛びます)

Spread Heads


うーん、 すごい感性ですね。いったい何を考えたらこんな商品思いつくんでしょうか・・(^^;)

もしかしたらアンパンマンの顔をかじったり、ひよこまんじゅうを頭から食べるのも、所変われば「マァ、なんて野蛮なんでしょ!」なんて感じる人もいるのかもしれません。上記の商品も、ケチャップ大好きなアメリカ食文化では結構スンナリ受け入れられたりして。

私も昔一人暮らしをしていたときに、「お皿洗うのがめんどうだから、サランラップを皿に貼って、食べたら捨ててるよ。」と知人の女性に伊藤家の食卓ばりにオススメしたところ、思いっきり引かれたことがあります。

やはり文化の違いというのは難しいですね。ぜんぜん違いますか?そうですか。

 

参照: 【グッズ・商品】 ケチャップ絞ると鼻からドバーッ。鼻血感覚で楽しめる、ケチャップ用キャップ

カテゴリー | ソムリエ日記 , 食べ物ジョーク・おもしろ 2009年06月3日

ちょっと広域の仕事があり、車で三日間、約1000km走りました。四国を∞の字に一週半した感じです。帰ってきてコシが痛いのなんのって・・。Cry

今日みたいに天気の良い日のお出かけも嫌いじゃないですが、どちらかというと休みは家でゆっくりのんびり読書したり子供をくすぐって一緒にゴロゴロするのが大好きです。

そんな我が家の本棚です。

bookDSC_0097.jpg

本が壁に張り付いてるみたいに見える、変わった一品です。

以前どこかのHPで見て欲しくなり、作ってみました。(なんせ海外の家具紹介サイトだったのでほぼ入手不能でしたし・・)

bookDSC_0100.jpg

コストは320円くらい。 近所のホームセンターで入手できる素材でカンタンに作れました。見た目に面白いし、パッと取りやすくて気に入ってます。

 

そしてもっと欲しい家具は、コレ↓Laughing(リンク先に写真)

_服を壁に投げて片付けるという新しい発想 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)

 どうですか? 私はめっちゃ欲しいです。ものぐさで、帰ってきて上着や小物をその辺に放り出してしまうので、こういうのがあるとホント便利だと思うんだよなー・・。

 とはいえ、さすがにコレは作るのに骨が折れそうだし、なにより家族の許可もおりないでしょうね・・(^^;)

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること , マジック 2009年06月1日

 

nise_tamago.jpg

とんでもニセ卵!端午節のごちそうが台なしに?―湖北省武漢市
(以下引用)旧暦5月5日にあたる今月28日は端午の節句。中国ではこの日、豚の角煮やゆでアズキなどを詰めたちまきを食べるのが習慣となっているが、アヒルのゆで卵を塩漬けにした「塩漬け卵」も重要な具のひとつ。そこで湖北省武漢市在住のある老婦人が、市場でこの塩漬け卵を買い求めたところ、帰宅してからとんでもないニセものだということに気づいた。 
卵を料理しようと殻を洗い、外側に付着していた泥を洗い落としたところ、中からはきれいなたまご型にくりぬかれた大根が現れた。
(引用終)

http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=31801&type=1&p=3&s=no#t

 

次々と出る儲けのアイデア、本当にすごいバイタリティですね。

ところで以前、人造イクラと同じ技術で作った「人工たまご」のニュースが出たときにも感じたんですが、『大根をたまご状に削って、本物そっくりに泥をつける』という作業、いったいコストはどれくらいのものでしょうか・・?。写真奥のもの、リンク先の写真を見るとかなり本物そっくりのツルツルにくりぬいてあるみたいです。そりゃ大根は安いかもしれないけど、手間賃含めてその対価(儲け)を考えてみると、割に合わないと思うんですよね。

それよりも精進向け、ダイエット用、アレルギーのお子さんが居る家庭に、友人へのドッキリなど、切り口を変えて、堂々と「ニセたまごですよー♪」って売ったほうが案外お客様も楽しんで買ってくれるのではないでしょうか?いまのやり方だと、なんせリピートゼロですしね。(^^;)

 

■ところで・・・。

こうしたニセ卵は店頭には並んでおらず、袋詰めする際、客の注意がそれた隙に売り主がこっそりすり替えるものと推測される。」 この様に客の注意をそらしてヒミツの動作を行うことをマジックの用語でミスディレクションと言います。シンプルですが、細心のタイミングや演技のうえ、何気ない話術を必要とする高等技術です。案外儲け関係無く、騙して驚かせるのが本当の目的だったりして・・Laughing
しっかり確認したのに、帰ってみたら卵が大根に変わっていたらそりゃ驚くでしょうね(^^;)僕だったら「やるもんだなぁ!」と楽しんでしまうかも。

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2009年05月30日

soba20090523.jpg定期的に、データ取りやお客様への提案のために社内試食をやっています。3年程前から続けていて、もうかなりのデータになっています。ウチの財産ですね。たまごのソムリエ、ソムリエシリーズ、料理別卵、すべてこの試作、試食データに裏打ちされています。

今回はみんなで蕎麦の試食。いや、おそばにたいする卵の提案です。毎回違う項目にしたがって、回答用紙に記入してくれています。評価中はしゃべらないので、みんな真剣です。回答後はワイワイ言って、盛り上がって意見を出し合います。
ニュースでもありましたが、うずら卵が全国的に不足しています。お困りの方もこれからますます増えると予想されます。今回の試食データ取りは、これを機会に、逆にいろんな新しいメニューや味に挑戦してもらおうという、我が社の「攻め」の戦略の一環です。Smile

 本日は手短で。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年05月28日

溶けないソフトクリーム」話題に__-__金沢の食品研究会社が販売開始
『(前文略)「溶けないソフトクリーム」(350円)は、おからペーストと米粉を配合することで、常温で1時間放置しても溶けず、できたての姿をキープするもの。「甘さ控えめのさっぱり味」(同店)で、時間を追うごとに食感が変化する。オープン後、「不思議」「子どもに食べさせやすい」と話題を集め、ソフトクリーム目当てに幅広い客層も来店するという。(引用終わり)』
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090521-00000000-hsk_kz-l17

面白そうですね。当然ですが、溶けないというだけで放置すると常温になりますので、その場合はあの「冷たーい!」という感覚は無いはずです。それって、昔駄菓子屋でよく食べた「ヨーグル」なる10円のお菓子、あんな感じなんでしょうか?おいしそうです。

■たまごの役割と食感
ソフトクリームのあの滑らかな食感。実はたまごが大きな役割をしています。牛乳100ccに対して、使われる卵黄は約一個。卵黄が風味を向上させ、濃厚なボディと食感を作ります。卵黄の脂質分やレシチンの乳化作用が、滑らかでどっしりした風味を出してくれるようですね。この「おから米粉アイス」はどんどん食感が変わるとのことで、このばあい卵黄の作用はどうなのか、「卵料理の食感」の観点から非常に興味深いです。

■新しい切り口にならないか?
食感はソフトクリーム、なのに冷たくない(あったかい?)という価値は面白いですね。もしかしたら冬場にこそウケる面白い商品になるかも。寒いところで食べておいしい「あったかソフトクリーム」。どうでしょう?
伝統的な食品を、加工や調理の仕方で全く違う食感にし、大ヒットとなった食品は沢山あります。ヨーロッパの人に「20世紀最大の食の発明」とまで言わしめた「かにカマボコ」、また古くは17世紀に失敗から生まれたサクサクおいしい「パイ」、砂糖じゃなくて飴を使った伸びーる「トルコアイス」、特殊な製法で食感を変えた「オーザック」・・・、あの生キャラメルもそうですね。

■健康イメージはあくまでおまけ・・・
おからが体にいい、ということはなんとなく皆さんご存知だとおもいます。おからには食物繊維やオリゴ糖がたっぷりで高タンパクですから、健康にも良いソフトクリームということですね。
でも、「健康に良いものが入ったアイス」「変り種食材が入ったアイス」は実は巷にありふれているんですよね。この商品の一番のポイントはおからと米粉の物性を引き出すことで、どこにも無い物性のソフトクリームを作った点です。他のおから商品と違って健康イメージがおまけになってるところが興味深いです。

■ところで・・
溶菌作用のある卵白と違って、栄養分たっぷりの「黄身」は菌にとって大好物です。糖分や乳たんぱくも同様なので、もし上記の様に長時間放置を試されるのであれば、夏場はちょっと注意が必要かもしれませんね。調子にのって何時間もかけて食べちゃうと、衛生面から別の困りごとが出てくるかも・・。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ニュースに考える 2009年05月20日