小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

昨日のエントリで、「おじいちゃんの焼いてくれたたまごやき」についてのエッセイをご紹介しました。実は私にも良く似た思い出があります。

亡くなった母方の祖母が、プレーンオムレツづくりの名人でした。

中になーんにも入れない、本当にシンプルなオムレツです。

これがまた実にウマかったんです!

祖母には私を含め8人の孫がいますが、正月などに泊まりに行くと朝ごはんに『一人一人の好みに合わせて絶妙の焼き加減』で絶品プレーンオムレツを作ってくれました。

おばあちゃんちから帰るたびに、「あのオムレツをつくって!」と母に頼み込んで困らせたのを覚えています。昨日のエッセイも、なつかしく感じて思わず取り上げてしまいました。

さて、今読んでいる「我が家のチャーハンはなぜパラッとしないのか?」(アステ新書)に、『ふんわりオムレツを作る秘訣』というのが出てきました。

それによると、

スプーン一杯の炭酸水

が必要なんですが、手軽なのでちょっと試してみようと思います。

でもスプーン一杯のソーダ水、使った残りは、どうすればいいんでしょうね。保存できないし、飲むのかな・・・?

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , オムレツ 2009年04月29日

産経新聞関西版の「夕焼けニュース」に、『たまごやき 9 小学4年生 大阪市住吉区』というエッセーが載っていました。

「毎日お母さんが作ってくれるたまごやきよりも、おじいちゃんが作るたまごやきの方がずっとふわふわでダシが効いていておいしい、現在闘病中のおじいちゃんに早く元気になっていっぱいたまごやきを作ってほしいな。(以上要約)」

こんなカンジのこころ温まる内容です。

いやー、子供は正直ですね。ほのぼのしていますが、具体的に優劣つけられたお母さんにとってみれば、ちょっとショックかも(^^;)

さて、ほのぼの(?)はちょっとおいといて、

たまご屋としての視点で考えてみることにします。

エッセー全文を読むと、“おかあさんのつくるたまごやき”は『野菜が入っていてしかも焦げている』、そしてお母さんいわく『できるだけ野菜をとりたいし、ちゃんと焼かないと食中毒になったら困るし…』とおっしゃっているようです。

これはしょうがないですねェ・・。

小料理屋さんやレストラン、朝食なんかでは「その場」で食べますから、新鮮なたまごを使う事で、絶妙の食感となる火加減を狙えます。固すぎないふんわりを狙いやすいんです。

対してお弁当では、充分加熱しないと、たとえ一個の菌でも、数時間で数億個まで増殖する場合があります。おいしさだけを優先できないんですよね。栄養も同じです。限られたスペースと時間の中、栄養バランスを表現しなくてはなりません。こりゃーたいへんですよ。

◆充分火を通してもおいしい玉子焼きにするには?
さて、じゃあどうすれば良いでしょう?

 解決策その1:あまりたまごをかき混ぜない事
・・・白身の部分が細かくなってしまうと、食感や(だしまきの場合には)ダシの含み方がすくなくなってしまいます。箸で切るように10回ほど混ぜて、混ざりすぎないようにすることで、多少加熱しても良い食感がでやすいようです。

 

解決策その2:砕いた麩を入れて焼いてみる(ダシまきにする)
・・・砕いた微小な麩が、その隙間にダシを含み長時間置いてもにじみ出ず、じんわりおいしいだしまき玉子にします。いっそ風味味わいで勝負してみては?(※このやり方は超オススメです!メチャウマ)

 

解決策その3:食感を変えにくい野菜を混ぜる
・・・パセリなどの野菜は、沢山入れても卵焼きの食感を変えにくいです。キャベツやパプリカを入れるんであれば、小さく刻んで食感を変えてしまうのが良さそうです。

 

解決策その4:たまごにこだわる
・・・少し大きめのサイズの卵が、白身比率が多くてよい食感が出やすいですね。僕達の「究極の卵焼きだしまき専用たまご」も、白身と黄身の比率そして醤油やだしとの相乗効果をとことん考慮して、農家さんと創り上げています。(ちょっと宣伝)

どうでしょう?日々大変なお母さん、これでおじいちゃんに負けない「お弁当の卵焼き」ができますね!?

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2009年04月29日

朝マックが今やってるのかが遠目に分かる、マックの巨大卵の看板の動画です(画像クリックで動画へ飛びます)(*1)。

McDonalds_egg.jpg

自分も微妙な時間に入ってオーダーしようと思ったら、「すみません。」と断られた事が何度かあります。見ていて楽しい、これも「お客様のガッカリを無くし、楽しく来店してもらう」価値を伝える看板ですね。Laughing

(参照) 心地よく目立つお店2_ウチは何業だろう?
(参照)「心地よく目立つお店」って?

(*1)小太郎ぶろぐさんに掲載されていました。 
http://www.kotaro269.com/archives/50798361.html

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2009年04月28日

昨日ちょっとお話した、看板のプロが書いた本の続きです。

表紙のオビには、ちょっと面白いカンバンが付いています。

dogg_kanban20090428.jpg

面白いですね。こんなのが店頭にあったら、入る前からワクワクしますね!(^^)。
でも、もちろん奇抜ならなんでも良いわけじゃなくて、こういった看板の目的は、「わが店の提供する価値(コンセプト)」を表すため、じゃないといけないんだそうです。

同じうどん屋さんでも、「ホッとするくつろぎ」を売るのか、それとも30秒ですばやくお出しする事で「昼休みの貴重な時間づくり」を売るのか、それぞれのお店のコンセプトによって、伝えるメッセージがぜんぜん違いますよね? 我々も、くくりで言うと「たまご屋さん」なんだけど、お届けしたい価値は「たまごだけ」じゃありません。

今は「おいしさと健康提供業」として、みんなで取り組んでいますが、本当に伝えたい価値はまだその先にあるなー、とも感じます。まずは「ウチは何業か?」をもう一度考え直す、いいキッカケになっています。おもしろいなー。勉強になりました。

今月は忙しくてあまり更新できず、残念です。移動の合間などをぬって、「儲かるお店の『すごい!』見せ方」(PHPビジネス新書)を読んでいます。

看板づくりのプロの方の本で、心地よく目立つための看板、店舗、POPづくりの秘訣を語ってくれている本です。ウチは来店型店舗ではないので地味な看板しかないのですが、商品とあわせて色んな提案をするにあたって、とっても参考になっています。

なにより面白い!「犬の下半身」なんて、どんなアピールになるか想像できないですよね?それが本書を読むとナットクなんです。ワクワクしながら読み進めています。

私の名刺も、デザイナーさんに作っていただいて、「へー!」と驚く細かなしかけをしてあります。なるほどこういう効果につながっているんだなーと今更ながらうなずかされました。

また落ち着いたら感想と、卵とからめてご紹介しますね!Smile

本日は手短で。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年04月27日

まずは「卵かけご飯専用」のページを変更しました!「究極のたまごかけご飯を目指し、どんな点にこだわっているか」をより詳しく掲載しています。他の商品も今後はさらに沢山のワクワク情報を載せていく予定です。Laughing

さらに、今回の変更を記念して、「リニューアル記念、特別価格キャンペーン」を行います!通常2800円のセットを2000円にてご提供します!!(注:まずは卵かけご飯専用から)
この企画、じつは原価的にかなり厳しいですが、今回はもうけを度外視、まずは皆さんにこの味とワクワク感を、実感してもらうことだけを考えてご提供します。

スタートの「究極のたまごかけご飯専用たまご」ですが、当社一番の売れ筋商品、 なにせ取れ数の少ない稀少な商品です。毎日産卵即入荷したもののみを発送していますので、ご注文いただいた順に少しずつのお届けとなり、もしかすると多少のお時間を頂くかもしれません。ご了承ください。

それぞれの商品、まだまだお伝えしたい事がやまほどあります。今後にご期待くださいませ!

本日は今から高松へ向かいます。また楽しい出会いと縁がありそうで、とてもワクワクしています。

ではでは。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年04月25日