小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

卵黄に含まれる「コリン」は、記憶伝達物質「アセチルコリン」の素になる物質だと言われています。アルツハイマーの人にはこの「アセチルコリン」が極端に少ないなど、記憶とのつながりについて、様々な研究がなされています。
「卵を食べることで、頭が良くなる」こんな可能性がありますね。 
受験生の方、試験シーズンの大学生の皆さん、これからの追い込み、夜食にはたまご料理ですね。
また、味の素さんの研究成果からは、かつおダシをとる事で、肉体疲労や精神疲労、眼精疲労などの軽減効果があるとされています。卵との相乗効果は大ですね!!http://www.ajinomoto.co.jp/kenkyujo2/katsuo/070201.html
お母さん、学生さんターゲットの飲食店様、「合格祈願の料理」として、アツアツの特性『卵スープ』なんていかがでしょうか。
カテゴリー | ソムリエ日記 , たまご全般コラム 2009年01月15日
当ブログが本格的に立ち上がって、1ヶ月ほどになります。「たまごに」「食」を中心に、日常のことなど思いつくまま書かせてもらっています。 想いを文字にする事、まだまだ慣れず乱文、誤字のオンパレードで心苦しい限りです。
さて、 「良い文章を書く事」に関して、興味深い内容を読みました。Pick the Brain の「文章を書くときの 12 と 1/2 のルール」というエントリを和訳されたページです。
それぞれ大変面白かったのですが、一番印象的だったのが、『小説が必ずしも長い文章である必要がない』という実例として挙げられた、ヘミングウェイの最も短いたった6単語の物語です。
「売ります:赤ちゃんの靴。未使用」これだけです。
なるほど。 ここには確かに物語がありますね。
『誰が売りに出しているのか・・?夫婦?それとも母親?』『なぜ未使用なのか・・?』『もしかして・・』『ひょっとして・・?』
色々想像が膨らんできます。こういう行間や「背景」を読ませる文章を操るところが小説家たるゆえんなんでしょうね。 私なんか、なんでもかんでも説明しようとしてしまいます(^^;
もしかしたら日に数十回と短文でメールする十代若者の方が、端的な文章を書くスキルがずっと高いのかもしれないですね。
カテゴリー | ソムリエ日記 , ワクワクすること 2009年01月14日

みなさん、外食ってされますよね? 多寡はあるにせよ、全く行かない方は珍しいかと思います。
そこでちょっと質問です。
「世界中の飲食店で、日本だけにしかないサービスはなんでしょう?」わかりますか?

答えは「おしぼり

そうなんです。 いつも当たり前の様に使っていますが、コレ、世界中で日本でしかないんだそうです。 勉強仲間でもあるおしぼり業の「徳島ランドリー」寺田さんの話では、その理由とし「衛生観念が高い日本人の潔癖さ」「茶道にも通じる『おもてなし』の文化」「店の食中毒対策・リスク軽減」など、様々な側面があるようです。 実際キチンと塩素殺菌された「おしぼり」で手を拭くことで、劇的に衛生リスクが下がるそうです。そして、なんと心理学の最新研究結果から、おどろくべき「おしぼり」のメリットが明らかになってきました。 それは・・・

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カテゴリー | ソムリエ日記 , 飲食店さまへ 2009年01月11日

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0105&f=national_0105_009.shtml

『(以下記事抜粋) 北京と広東省を結ぶ京珠高速の湖南省長潭地区内で4日午前6時40分ごろ、卵約7トンを積んだトラックが横転した。 この事故で、竹かごに入った卵約10万個が道路に散乱した。多くは割れて、約50平方メートルが「卵の海」になったが、割れ残りを拾おうと、6時50分ごろには近くに住む村人が殺到し、現場は混乱した。「旧正月に卵は買わなくてよいぞ」などと叫ぶ人もいたという。(以上記事引用)』

中国からのニュースです。 海外とはいえ、ご同業の不幸本当に同情申し上げます。(–;)
7トン10万個という事は、単純計算で一個70g、サイズはLからLLあたり。 少し大きめなので、強度はやや弱めになってしまいます。
日本でスーパーに並ぶなら1パック200円として200万円の売り上げ分の卵がパー・・。

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カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2009年01月10日

どの家庭にもある、身近な「卵」。関連グッズや便利グッズ、形を模したものなど沢山の商品が世の中にあります。少しずつ、紹介してみようかな、と考えています。

punipuni.jpg

まずは、落としても割れない「ぷにぷに卵」。ぶつけて遊んでストレス解消グッズ。東急ハンズ(確か)で触ってみたことがありますが、すごい変形率で、握ってるだけでもなんだかキモチイイです。(^^) 壁にぶつけてぺちゃんこになっても、ちゃんと復元します。

下記リンクの紹介記事にありますが、西日本新聞読者プラザ「Par:Q」の公開イベントで、「映画ファニーゲームU.S.A.」鑑賞客にこれをプレゼントしているそうです。
http://qnet.nishinippon.co.jp/entertainment/cinema/news/20090105/20090105_0001.shtml
この映画、事件の発端となるのがなんと「卵」。
『家族の別荘を突如訪れた2人の美青年が、隣家の遣いで卵を分けてほしいと最初は礼儀正しく振る舞ったのですが…。(以上記事抜粋)』だそうです。
身も凍るサスペンスとの事、なんだか良い使われ方じゃ、なさそうですね・・?

現実世界では、ぶつけても問題にならない「やわらか卵」で平穏にいきましょうよ、というメッセージでしょうか? (^^;)

※写真は記事より抜粋させていただきました。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 面白たまご話 2009年01月9日

先日に引き続き、ゆでたまご考です。
以前、弊社で「ゆでたまごをとことん茹でてみる」という試験をしたことがあります。思った以上のスゴイ事になったので、ここでご紹介いたします。

ボイル5分後、それぞれの時間で加熱してみたものです。

まずは80℃5分後・・

観てのとおり、キレイで美味しそうな黄身のゆでたまごです。剥き方が汚いのは産みたての卵しか無かったから(^^;)
さて、これがお湯の中で15分経つと、様子が変わってきます。
(続きは閲覧注意!?)

・・・さて、実験結果です。

こちらが80℃ 15分後・・・

10分の差でも、結構変わってきます。
卵黄の表面が黒ずんできて、わずかにイオウ臭(温泉の香りですね)が強くなってきます。
が、うん、まあこれぐらいなら何とか食べられる・・かな?

さて、間を飛ばして、80℃一時間放置後・・

うわー!!
これはスゴイ・・。黄身の表面が真っ黒です。(ーー;) 白身も黄ばんで、腐敗にも似た強いイオウ臭がします。

勇気あるスタッフ カワノさんと共に食べて見ましたが、味も変で、なんだか苦味がします。

昨日もお伝えしたように、黒ずみは鉄分によるもの。イオウ臭は卵黄にある窒素分のS-S結合が切れる事によって遊離する成分。が原因です。なので、人体への害、影響はありません。

とはいえ、まるで腐敗しているかの様な風味、うれしいことではありません。 ここまで極端な加温は無くても、ご家庭で
「茹でて火を止めたまましばらく放置」
「お湯を切ってザルにあげたまま放置」
「冷水につけたが、不十分」

他の料理も作りながらだと、これらによる余熱(沢山作った場合は特に)が少なからず影響してしまいます。ちょっと面倒でも、キチンと冷水で冷やす、又は剥いた後食酢入り水で漬け置きが「おいしさ」の秘訣の様です。(^^)
もっとも「このニオイが大好きだ!」という方は止めませんが・・。

我が社の「たまご研究所」チームの実験結果報告でした。
小林

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