こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
毎日たまごを出荷しております
拠点の前の道で工事がありまして
夜中にずーっと音がしておりましたが
完成して道が超!キレイになりました。
なんだか気持ちが良いですね~。
できたて舗装のアスファルト
道路って、すべすべ滑らかで
すごくステキですよね。
キックボードなんかで滑ったら
すごく気持ちよさそうです。
アスファルトって何がスゴイかって
余ってていらないもの
でできているという点がスゴイと思うんです。
いらない、というと語弊があるかも
しれませんが、
たしか石油からできていて
ガソリンとかガスとか
取った後の残り
生成し取り出した最後のものが
アスファルトです。
砂糖で言ったら絞ったあとの
いちばん最後の残り、
肥料で使う廃糖蜜みたいな。
それが、
世界のインフラや輸送効率を
大幅に上げて、
輸送の大動脈を作っているワケ
ですから、すごいですよね~。
卵で言うと、
用途として最後に残るのは
たとえば「薄皮」があります。
卵殻膜、って言うんです。
通常、
卵の中身は食品に使っちゃって、
カラは炭酸カルシウムなんかに
利用します。
その中身とカラの間にある「膜」です。
いままではあまり使われて
来ていませんでしたが、
近年の研究により、
人体の皮膚や髪とも
非常に親和性が高いバイオ素材
であることが分かっています。
コラーゲン繊維、ケラチン、
ヒアルロン酸なんかが多く
含まれてまして、
加水分解して
化粧品の素材になったり
栄養助剤になったり、
繊維に組み込んで
肌に非常にやさしい服を
つくったり、
また、髪の毛のケアなんか
にもなることが分かってきています。
新たな用途は拡大の一途で、
2027年には280億円市場にまで
拡大する、なんて予測も。
もともと江戸時代の相撲力士
なんかは、この卵殻膜を
ペタッと傷口にはりつけて
キズの直りを促進していた
なんて記録も残っていまして、
そのメカニズムや利用方法が
さらにわかってきて、
今に至るんですね。
アスファルトと共通する
この卵殻膜のメリットは
安定して多く採れる
という点。
なにせず~っと
たまごは通年して生産していますから。
日本だけでも年に360億個も
生産されてますし。
他のバイオ素材で、
これだけ通年して入手できる素材は
そう多くありません。
アミノ酸へ分解など
加工すると健康機能が
たくさんありますので、
将来的には
卵殻膜添加!の健康料理が
いろんなところでお目見えしてくるかもしれません。
ちなみにそのまま食べても
体内吸収はあまりされませんので
ねんのため。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。