こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前に、仕事で小田原に参っていたのですが、
お土産を買おうと思ったら、
平積みの目立つところに
なんと2種類も「たまご」推しの
お土産お菓子が並んでいました。
おもしろい!
と両方買ってきたのですが、
なんでしょうね?
箱根のあたりとたまごって、
何かいわく的な由来があるのでしょうか…!?
推測するに、
箱根湯本名物の
「黒たまご」から来ているん
じゃないか、と思うのです。
箱根や福島の温泉では昔から
黒たまご
なる玉子料理があります。
温泉熱で調理したゆで玉子です。
湯がイオウ泉の場合、
硫黄分と鉄分が反応して
たまごの表面を真っ黒に
してしまうんです。
ちなみに箱根の黒たまごは
一つ食べると7年寿命が伸びる
なんて言われもありますから、
それにあやかっている
お菓子なのかもしれません。
ちなみにどっちのお菓子も
おいしかったです。
◆たまごを模したお菓子はけっこうある
たまごのイメージや形状は
非常に親しまれやすいため
じつはいろんな地域に
「たまご」の名前がついた
お菓子があります。
お菓子のネーミングとして
メリットが多いのですね。
たとえば神戸の
「たまごプリンマドレーヌ」とか
明治神宮の「ハトの卵」とか、
なかには旭山動物園の
「アザラシのたまご」みたいな
面白商品もあります。
小学生が
「アザラシは卵を産まないぞ。」
なんてツッコもうものなら、
ここぞとばかりにじゃあどんな
育てられ方をするのかを教える
ツールにもなっているようです。
これがお菓子じゃなく
「料理」の方だと、
あまり「〇〇たまご」みたいな
ネーミングの料理って
少ない気がします。
お菓子以外の料理で
「たまご」と付くと、
たまごが入ってない料理だと
事実誤認と言われる可能性があって
卵使用するの料理だと
「だから何?」となって
しまうからかもしれません。
その点、お菓子は
卵を使っている方が圧倒的に多いため
そんな心配をせずに
たまごのステキな「形状」を
ネーミングと併せて用いることが
できるわけですね。
なにか新しいお菓子の開発に
関して、ヒントがあるかも
しれません。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。