小林ゴールドエッグ

ソムリエ日記 SOMMELIER DIALY

ソムリエ日記 記事一覧

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

サッカーw杯、
盛り上がってますね!

 

日本サッカー協会のシンボル、
日本代表のエンブレム
八咫烏(やたがらす)は
日本神話に登場する三本足のカラスです。

足はそれぞれ
天・地・人を表すそうで、
たしかに足が多いと
サッカー強そうですよね。

八咫烏を祀る熊野神社は
『蹴鞠(けまり)』の名手とも
関係があるらしいですから、
思いついた人すごいですね。

ピッタリの良いシンボルを
見つけてきたなぁ、と思います。

 

さて、
本日は「卵ニワトリの妖怪伝説」第2弾。

「三本足のニワトリ」

について。

 

実は古来より、
足の多い鶏の伝承って
たくさんありまして、

しかも他の鳥と比べて
圧倒的に多いのです。

 

しかし、

カラスの神様と違って

中国そして日本では
『3本足のニワトリ』は

妖怪扱いなんです。

もっとも有名な伝承話が、

『西竹林の鶏三足』の出る民話。

いろんなバリエーションのお話しが
各地にあります。

有名なのが一休さんのお話し。


一休和尚(一休宗純)が旅先で
あるとき住民に頼まれて
「化け物がでる噂の寺」に泊まります。

夜更けになると、
化け物が現れて歌ってしゃべって踊り狂う。

まず一体目の妖怪が、

「東の野原にいるバズは、
なんとも哀れな身の上だ。

生きている間は楽しいこともなく、
背骨は傷み、足も折れてしまった。

そして最後には野原で死に、
土へ帰ってしまった。」

2体目の妖怪が、

「西の竹林にいるケイサンゾクは、
役に立たない不自由な姿で
生まれてしまった。

人から世話されることもなく、
竹林の中でひとり寂し~く暮らしている。」

という。

三体目の妖怪は

「南の池にいるリギョは、
なんとも冷たいものだ。

水を住みかとし生活しているから、
いつも体は濡れっぱなしで冷たい。」

これを聞いた一休和尚は、

「なるほど・・・。」

 

翌朝に村人を集め、

「バズは“馬頭”、
ウマのガイコツがあるはずだ。」

「ケイサンゾクは“鶏三足”、竹林に
三本足のニワトリがいるはずだ。」

「リギョは“鯉魚”だろう。
南の池にコイがいるはず。」

村人は手分けして調べてみると、

「ほんとだ・・・!」

この3つを供養したところ、
妖怪は出なくなったそうな。

めでたしめでたし。

一休諸国物語(1661)


というお話し。

 

これに似た民話が
日本中にありまして、

寺に泊まるのが
侍だったり旅人だったり、

竹林にいる鶏も
三本足が多いですが
一つ目だったり一本足だったり
四本足だったり・・・

つまり

見た目に奇異な鶏

が出てきます。

コイとガイコツは
フツーのものなんですよね・・・。

 

研究によると、
足数がちがう妖怪は、
ニワトリだけ伝承が多いんだそう。

それも江戸時代ごろから。

なぜなんでしょう?

 

◆堕ちた神様の怪しい魅力?

研究者伊藤龍平氏によると、
これは時を経て
霊鳥から怪鳥へ変わっていったから。

 

朝鳴くニワトリは古くから
太陽の象徴、神様の霊鳥でした。

尊いニワトリがさらに
3本足で見つかると、

もっとすごいレア神様

という扱いだったのです。

 

なので、三足鶏は
日本書紀では神様のお告げと書かれ、
平安時代には
“悪い平清盛人形をぶっとばす”
ヒーロー的エピソードもあるくらい
「すごいニワトリ様」でした。

それが、江戸時代には
そんな霊的な考えがすっかり廃れて

「見た目がちがう!?こわい!」

となっちゃったんですね。

 

民話でも
「妖怪」として登場する話ばかりに・・・。

でもやっぱり人気があって、
いろんな民話やエピソードで
語られる存在になるのです。

 

うーん、たとえるなら
神様から悪魔になって
でも人気もある

堕天使ルシファー

みたいなものでしょうか!?

 

3足ニワトリ、
お店のメニューでも
縁起物または妖怪演出として
鶏モモ料理とか手羽元とかで
何か応用できそうです。

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

(参照:南方熊楠 十二支考)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2026年06月26日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

 

20世紀最大の発明

って何だと思います?

 

現代経営学の始祖、
経営学者のピーター・ドラッカーさんは
この質問に対して、

「海上コンテナ輸送」

と答えています。

海上コンテナ輸送が
20世紀最大の発明。

 

なるほど、
世界が同じ規格で
効率よく大量の荷物を行き来できる。
これってすごいことです。

そして
モノが移動するから
情報もうごく。

むかしから「荷の行き来」が
人の流れになって
コミュニケーションが生まれ、
やりとりが積み重なっていくんですね。

いま世界に広がるネット上の
「やりとり」も、

おおもとを辿るならば
遠方間のモノのやりとりが
始まりとも言えます。

◆食メニューは物流の集大成!

そして僕たちがかかわる「食」、

これも
なが~い物の移動の果てに
生まれるものです。

卵一個でも、
遠く海を渡って来た飼料、
機材、ヒナ、
いろんなものが届き、
やっと飼育がスタートます。

産まれた卵が
選別工場に運び込まれ、
水や電力によってきれいに磨かれ
パックに入って移動する。

小売店、卸店を経て
調理場所まで届く。

そして最後に、
料理人、パティシエ、
パン職人さんの技術によって、
お客様の一皿になります。

「卵1個」
「ケーキ1個」
「パン1個」

それぞれの料理に、食材に、
海の向こう世界の反対側から
すんごい数のバトンリレーの果てに
おいしい一口があるんです。

これ考えてみると
すごいことですよね~。

毎日当たり前のように
ご提供している料理も、
実はとても価値のあるものに
思えてきませんでしょうか。

 

イランの海上封鎖によって
あらためてこの『輸送』の重要さが
意識されるようになりました。

 

「輸送」「移動」の観点で
あなたのお店の商品やメニュー
ぜひ背景にあるストーリーを
お客様へ伝えていただくと、

いま多くの人の関心やワクワクに
つながるんじゃないでしょうか。

たとえばシュークリームが
どこから来たものでできているか、
あなたのお店の人気商品で
『地図』を作ってみるとみんな驚くかもしれません。

 

鶏卵は国産ですが飼料は北米産。
ミルクもそうですね。

バニラビーンズはマダガスカル
小麦はオーストラリア
チョコはガーナ
砂糖はフランスやタイ・・・

みたいな。

卵料理に限らず、
料理って単なるメニューではなく、

世界中の人々の仕事がつながって完成した、
小さな「物流の結晶」なんですね。

ぜひこの事実を
あなたのお店のワクワクにしてみませんか?

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2026年06月22日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

そろそろ暑くなってきましたので、
すこし涼しくなる、
ニワトリや卵の妖怪話を時々紹介していきます。

今回は「バジリスク」


マケドニア国のアレキサンダー大王が
インドに遠征をしていた際

ある城を大軍で包囲し攻めました。

すると、

すごい数の将兵が、
傷も無いのにバタバタと倒れ
死んでいったのです。

「なんということだ!
すぐ原因を究明せよ。」

と学者に命じ調べさせると、

 

!敵の城塞のカベの上に、
なにやらデッカイ鶏が・・・!

「あの怪物が原因です!」

と報告が。

 

状況を見ていると、
このニワトリ怪物がにらむと
目から人を殺す毒光線をだす。

それにあたると
兵が死んでしまうとのこと。

ええ・・・!
それは困った。

 

要するに
長射程のビーム兵器が
城壁の上にあるわけで、
こっちの弓やヤリでは対処できません。

さすがに
アレキサンダー大王も困って、

「どうすればよいだろう?」

と学者に尋ねた。

すると、

「そうですね・・
我が軍と城壁の
あいだの小高い丘に、
でっかい鏡をおきましょう。」

とのこと、
大王はそのとおり鏡を設置し
様子をうかがっていると・・

怪物の目から出た
眼力ビームが跳ね返り、
ニワトリ怪物はバッタリと倒れ
死んでしまったのです。

その後、大王は難なく城を落としたそう。

『ゲスタ・ロマノールム』(139話)


という伝説。

 

この怪物、「バジリスク」といいまして、

生まれがちょっと面白いんです。

雄鶏つまり
オスのニワトリが産んだ卵を、

ヒキガエルがあっためると
バジリスクが生まれます。

うーん、
「オスが産む」
これだけでもかなりレアケースで
さらにカエルが育てないといけない・・

さすが伝説の怪物、
そうそう起こりそうにないですね。

このバジリスク卵の産まれる設定は
英国の小説「ハリーポッター」にも出てきます。

 

もう少し詳しく
卵について説明すると、
フツーの鶏卵とは
見た目もちょっとちがうんだそう。

 

一説には

『雄鶏は
年老いたニワトリで、
この卵には殻が無い』

けれどその下のうす皮が
めちゃめちゃ頑丈で、
どんなに打ち付けても壊れないんだとか。

頑丈でやわらか・・・
ぽよんぽよんと弾む感じでしょうか。

なかなか面白いです。

 

◆デザインが蛇からニワトリに?

このバジリスク、ヨーロッパの
いくつもの伝承にでてくるんですが、

最初はあまり大きくない
ヘビの姿だったんですね。

それが
話が伝わるにつれて
だんだんと盛られてきます。

中世になってくると
見た目もエキサイティングになってきまして、

アタマに鶏のとさかのついた
ドラゴンになって、

その後伝承はさらに
ニワトリっぽくなり、

ヘビのしっぽがついた
巨大ニワトリ

というイメージが定着していきます。

前述のハリーポッターに出る
バジリスクは初出に近いヘビっぽい姿で、

アニメ化もした大ヒット漫画
「ダンジョン飯」は後のデザイン。

ニワトリ+ヘビの見た目で
卵もプニプニのやわらかく描かれていて、

あ~、どっちも伝承が活かされるなぁ、とワクワクします。

飲食店さんでも、
物語をメニューに活かせれば面白いですね。

 

余談ですが
ポーランドの首都ワルシャワには
その名も「バジリスク」という老舗店があって、

卵と白ソーセージの鍋や
卵と白ソーセージのジュレック(現地の味噌汁みたいなスープ)が人気なんだそう。

まさかプニプニの卵では
ないと思いますが、
食べてみたいですね~!

ここまでお読みくださって、ありがとうございます。

(関連:たまごの妖怪はアジアにしかいない!? | たまごのソムリエ面白コラム)

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの歴史・文学・文化学 2026年06月19日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

少し前にSNSで作家さんが

「『朝食の目玉焼きを作る時、
フライパンに水を入れ蓋をして蒸す』

というシーンを入れたら
編集者に『目玉焼きは
そんな作り方しません。』
と言われた。」

という知人エピソードを
紹介してバズっていました。

 


なかなか興味深いですね。

この

「普通はこうだ。」
という感覚って、

目玉焼きでは
めちゃめちゃ重要な
キーワードなんですよ。

人生で食べる目玉焼きって、
その大半が「家庭料理」なんですね。

もちろんホテルの朝食や
ハンバーグ・ピザ、
飲食店さんで目玉焼きの
メニューはいくつもありますが、

喫食回数で言うと圧倒的に

家。

目玉焼きって
『朝食』で食べられる事が多く、

かつ朝食の外食市場が
小さいためですね。

 

◆目玉焼き=朝食

外食市場における「朝食」って
年々伸び続けてはいますが、

その規模は2023年時点で5347億円。

対して外食市場全体は
35兆円もありますから、
比率で言うと朝食は1.4%しかありません。

家庭で作る、食べることが
メインになる料理は

家庭ごとのやり方が
「常識」「普通」になりやすいんですね。

初対面の人同士が
打ち解けるための会話を
英語で「ブレイク・ジ・アイス(氷を溶かす)」
と言います。

その話題として意外に盛り上がるのが、

「目玉焼きに何をかけますか?」

という質問。

実際に4~5人いる場で
聞いてみると驚きますね。

「そりゃ塩コショウでしょ。」
「いや、醤油一択。」
「ソースが一番。」
「ケチャップ派です。」

など、意見がきれいに分かれるんです。

 

 

みんなゆずらないし
それぞれが「普通」と思っている
目玉焼きの『当たり前』が
めちゃくちゃ出てきます。

 

◆外食だと特別感になる目玉焼き

とすると、これって
飲食店さんで目玉焼きメニューの
大きなメリットになりますよね。

 

だって比較対象が
何年も家で食べる
目玉焼きでそれ以外に
出会う可能性が少ないのですから、

メニューで、
めっちゃこだわった
黄身とろで香りの良くて
香ばしい、

ひと手間かけた目玉焼きを
お出しできれば、

その感動と驚きは
かなり大きいのです。

目玉焼きはちょっとした工夫で
めちゃめちゃ美味しさが高まりますし、
味のバリエーションも
いまだに増え続けています。

ぜひ、
貴方のお店の繁盛メニューとして
目玉焼きを活用してみませんか?

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , 料理別・たまごのこだわり , 目玉焼き 2026年06月15日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

英国第2の大手スーパーチェーン
セインズベリーが先週、

「赤卵の販売を中止し、より環境負荷の少ない白卵のみにする」

と発表して話題になっています。

『英国の大手スーパーマーケット、カーボンニュートラル推進の一環として茶色い卵の販売を中止へ』
“
Sainsbury’s to stop selling brown eggs in net zero push | The Independent”

「調査の結果、白殻の卵の方が茶色い卵よりもカーボンフットプリントが低いことが判明したため、英国第2位のスーパーマーケットは、自社ブランド商品として白殻の卵のみを販売することにした。」

 

調査したところ、白卵は赤卵よりも
カーボンフットプリント
(生産から流通までに排出されるCO₂量)
が約12.7%低いことが分かったためだそう。

 

へ~~!

これ、まぁまぁすごいことでして、

英国には4千万羽の鶏が
卵を採るため飼育されていますが、

白たまごを産む鶏はわずか30万羽程度。

つまり英国にある卵の
99%は赤卵なんですね。

1%の卵に切り替えるなんて、
かなり思い切ったなぁ、と感じます。

 

◆体が小さい白鶏、大きい赤鶏

なぜ白卵の方が環境負荷が低いのか?

大きな理由は

鶏がちいさいから。

一般的に
赤卵を産む鶏は体がでっかく、
白卵を産む鶏は比較的小柄です。

 

そのため赤卵の鶏は
たくさんエサを必要とし、

飼料生産や輸送に伴う
環境負荷も大きくなるんですね。

だいたい2割くらい
多めに食べます。

一方、白卵の鶏は
少ない飼料で効率よく
卵を産むため、

結果としてCO₂排出量も
少なくなります。

 

大飯ぐらいなのに
産む卵は同じくらいの
大きさと個数・・・

それって
コスパわるいじゃ~ん。

ということですね。

まぁ、それはそう。
CO2で見るならそうなんですよね。

ただ、
ここで大事なのは
「白卵が優れていて良いよね♪」
・・という話じゃありません。

赤卵と白卵は
栄養価でいうと同じ。

ですが、それぞれに特徴があります。

味わい、見た目、
ブランドイメージ・・・
お客様が求める価値も違いますよね。

むしろ注目したいのは、
欧州を中心に

「環境への配慮」

が商品選びの基準に
なってきていること。

 

◆こだわって白卵を使う時代に…?

実際に海外資本のホテルや小売業では、
サステナビリティへの取り組みを
重視する企業が増えています。

飲食店や製パン店、洋菓子店においても、

「食品ロス削減に取り組んでいます」
「環境負荷に配慮した原材料を選んでいます」

といったストーリーが、
お客様から選ばれる理由になる時代です。

今後は、

「当店では環境負荷の少ない白卵を使用しています」

みたいな打ち出しも、
一つの付加価値になるかもしれません。

たまごは単なる食材ではなく、
お店の考え方や姿勢を伝える
メッセージにもなります。

あなたのお店では、
どんな卵を選び、
どんな価値をお客様へ届けますか・・・!?

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。


※余談ですが、
インドはスパイス文化の中
卵の繊細な違いが出にくいこともあってか、

生産量の92%が「白卵」です。
合理的ですね。

我がニッポンは
英国とインドの中間くらいで
白卵が7割・赤卵3割。

 

カテゴリー | ソムリエ日記 , たまごの海外ニュース 2026年06月11日

こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。

 

以前に
クレヨンしんちゃんの映画を観ていたら

『マッサージ』をあやつる達人な
敵の殺し屋が出てきました。

 

その者に体をほぐされると、
あまりの気持ちよさに
なんでも秘密をしゃべってしまう…

これ、僕には
ものすご~~く刺さりまして、

以来、疲れがたまるたびに
このキャラクターを思い出して、

「大事な秘密を
捨てるくらい
快適なマッサージ・・・

どれくらい
ステキなんだろう・・
一生にいっぺんでイイから
受けてみたいなぁ。」

とあこがれます。

 

山本周五郎の
平安時代小説「もののけ」には、
ある妖怪がでてきます。

相手に幻想を見せて、
その間に生気を吸い取ってしまう。

その幻想が
とんでもなく素晴らしくて

襲われた兵士たちはみんな
死の間際に

「あ~満足じゃ。
こんな極上の旨い酒を飲めて。」

「良い人生じゃった。
こんなステキな女性に会えて。」

みたいに
例外なくそこで終わる人生に
満足し死んでいく。

さすがの筆致で、

「たとえ妖怪に殺されても
こういう人生の終わりって
良いものなのかも。」

と思わせる
恐ろしい魅力があります。

 

殺し屋の魅力と妖怪の魅力

「どっちも同じだなぁ。」

と思うのは、そのあとに
大変なピンチが起こることが
わかっている、

なのに、
あらがえない点。

 

これって、
料理の魅力にもなり得ますよね。

 

◆食べちゃダメ、と思って食べる魅力

鶏卵は長らくの間
「一日1個以上食べちゃダメ」と
言われてきました。

しかし現在では医学上完全に否定され、

「むしろ毎日多めに食べるべき。」

ということが分かっています。

でも、意外と以前の、

「もっと食べたらイカンのか~・・。」

・・・と思っていたころの
たまごの「おいしさ」、
あれって魅力度高かったのかも。

 

「ああ~食べちゃった・・・!」

と、悪魔的な魅力として
とらえていた部分ってあったでしょうね。

 

背徳感のある美味しさって
ときにすごい価値になります。

 

日本は仏教伝来してから
江戸時代まで、

卵を食べちゃいけない時代が
8百年間ほどありました。

『それでも』食べてしまって
仏罰が当たる説法話が、

『日本霊異記』(822年)『沙石集』(1279年)などにいくつかあります。

「地獄に行ってもいい!」

・・と思いながら
卵を食べたわけですから、

その禁断の「おいしさ」たるや
令和の時代の比じゃなかったかもしれません。

 

◆メニューの演出になるかも!?

あなたのお店のメニューでも
おススメの言葉や料理名で、
こういう背徳感をあおるのは
アリかもしれません。

アメリカのパーティ料理に
デビルドエッグ(悪魔のたまご)
という料理があります。

スパイスが利いたことが由来ですが、

“悪魔的に美味しい”

とイメージされていて、
知らない人からすると
すごく魅力的ですよね。

こんなふうに、
あなたのお店のメニューでも

たまご5個!?
低糖質の背徳オムライス

みたいな
ややワルモノ感を出しつつ
魅力につなげる演出は
面白いんじゃないでしょうか。

 

ここまでお読みくださって
ありがとうございます。

カテゴリー | ソムリエ日記 , ちょっとつぶやき 2026年06月5日