こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
ここにきて、一気に夏らしくなってきましたね!
ウチから10分ほど山に入ると
清んだ川がありまして、
夏休みに入った息子とも
ときどき涼を楽しんでおります。
ところで、
暑いのは日本だけじゃないんです。
海外でも猛暑傾向となっていまして、
たとえばイギリスでは
連日40℃越え
例年の夏気温が25℃くらいなので、
「超スーパー猛暑がキタ!」
と大変な騒ぎになっています。
なにせ、ロンドンのあちこちで
暑すぎて自然発火?するくらい。
酷暑のロンドン、史上最高の40度超え 火災多発で消防隊は「緊急事態」(字幕・20日) pic.twitter.com/b5c8IplGlv
— ロイター (@ReutersJapan) July 20, 2022
「40℃くらいなら耐えられるじゃん。」
日本ではそんな声も出ていますが
ちょっと事情は違います。
数年前にあった
イタリア記録的猛暑もそうでしたが、
普段涼しい分、住まいの備えや
知見が追い付かないんですね。
扇風機で十分だった地域では
例えば室内で水分を摂る知識がないと
多くの熱中症が出ることにも。
そんななか、
英国ユーチューバーや
インフルエンサー・ニュース記者が
次々と
「熱々のクルマボンネット」
「熱々のアスファルト」で
目玉焼きチャレンジ!
なんてのを始めているんです。
この一週間チェックしただけでも5つ
「太陽で目玉焼き試してみました」
記事がネットニュースになっているくらい。
「Man cooks bacon, eggs, and beans using heat from the sun during UK heatwave(イギリスの熱波の中、男性が太陽熱でベーコン・卵・豆を調理)」Mirror Online
「UK heatwave: It’s so hot, this woman fried an egg on her car dashboard(あまりの暑さに女性が車のダッシュボードで目玉焼きを焼く)」 Metro News
「Oxford Mail tested if it is hot enough to fry an egg outside(オックスフォードメールが外で卵が焼けるくらいの暑さかどうかをテスト)」 Oxford Mail
・・・こんなカンジで、ほかにも
いくつもの「太陽で目玉焼き動画」が・・・
◆天日で目玉焼きは不可能
以前に「世界一暑い場所」
米国デスバレーで試した人もいますが、
天日の熱で目玉焼きを作るのは不可能です。
昼間に車のボンネットを触ると
火傷しそうなくらい熱いので
「たまごも焼けそうだな。」
…と皆思うんですが、
たまごの固化温度は
黄身は約65℃、白身は約75℃程度で凝固します。
対して、カンカン照り
太陽の地表へのふく射熱は
最大でも49℃程度
べらぼうに暑くっても
目玉焼きにはなりませんので、
たまごの無駄遣いは
ぜひともやめてほしい!と切に願います。
◆暑さで目玉焼きができるのは…
ただし、太陽熱で立派な目玉焼きになる
シチュエーションがあります。
それは・・・
熱のこもる車内に置いたとき。
ダッシュボードなら
80℃弱まで温度は上昇します。
上記のように、
ものの30分ほどでみごとな目玉焼きに。
前述の英国「ためしてみた!」動画でも
フライパンに「フタ」をした場合は
見事に目玉焼きになっています。
ですので、
車内に充電用バッテリーや
食材などを置く場合は
短時間でもよくよく気を付ける
必要がありますね~。
ましてや人命はすごく危険です。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。