こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
男性は女性よりも卵料理が好き、という話をします。
コンビニのお菓子ってありますよね。
中に、ちょっとボリュームがある
たっぷりプリンなんて商品があります。
あれ実は、非常に理にかなってるんですね。
これ男性向けのスイーツなんですね。
そして実は、プリンに限らず
「たまご料理は、男の方が好き」
という事実があるんです。
ちょっと古い研究ですが、
1986年に栄養学会誌に熊沢氏らによって
発表された研究があります。
男女それぞれ約1500人の小学校高学年生で
・どんなたまご料理が好きか?
・なぜ好きか?
・どれくらい好きか?
・よく食べると健康なのか?
などを、徹底的に調べたんですね。
対象のたまご料理は
生卵、目玉焼き、ゆでたまご、
玉子焼き、茶わん蒸し、プリン。
その結果、
面白いことに、
全てのたまご料理で
男の子の方が女の子より有意に
「いつも食べたい!」
という欲求度が高かったのですね。
『男子の方が女子より玉子料理を食べたい!といつも感じている』
という結果だったのです。
じっさいの食べる「頻度」でも、
たまご焼き以外のすべての卵料理で、
男子の方が女子より
ひんぱんに食べているという結果に。
うーん、興味深いですね。
なぜなんでしょう?
男の方が、よりエネルギーとして
効率の良いものを本能的に求めるのでしょうか…?
理由はともかく、
男の方が「たまご料理を食べたい」
という欲求が強いという事実から、
実はたまごメニューでは
男性を意識した方がヒットしやすい
そんな側面があるかもしれません。
ファミリーマートに、
「俺の」シリーズという
スイーツカテゴリがあります。
これは、
男性をターゲットにした
スイーツ商品群で、
“ボリューム”“控えめな甘さ”“こだわりの素材”
をテーマにした12年つづくヒットシリーズです。
もともと男性は、
洋菓子店さんでスイーツを買うのが
ちょっと恥ずかしい…
そんな人もわりかし多く、
コンビニはその層を取りやすい面があります。
飲食店さんでは、
ターゲット層がいろんな要因で
変わるかと思いますが、
たとえば男性優位になりやすい
ラーメン店やカレー専門店、
ハンバーグ専門店などでは、
ちょっと強めにたまご料理のこだわりを
強調してみると、より繁盛につながるかもしれません。
ぜひあなたの店舗の活性化の
ヒントとなりましたら幸いです。
ここまでお読みくださって、
ありがとうございます。
(参照:嗜好の行動科学的研究(第6報)・栄養学雑誌(1986))