一見不合理でも、強みの『見せ方』で
ファンがつかめます。
こんにちは!
たまごのソムリエ・こばやしです。
少し前に所用ついでに
高知の『日曜市』にフラっと寄ってきました。
高知城ほど近くで毎週やっている
でっかい市で、
僕、これの雑多な雰囲気が
大っ好きなんですよ。
じつはこの日曜市の商品
すっごく面白い特徴があります。
それは、
野菜の売り方。
これ、何が面白いか分かります?
根っこが付いたまま
なんですよ。
もちろん大根も
葉っぱがついたまま。
フツーは根っことか
大根の葉っぱとか
そういったものが
付いていると、
流通のジャマになりますし、
鮮度の落ちるのも早いですから
カットしちゃったものだけが
スーパーに並びます。
でも、
自分が採ってきたものだと、
根っこ付きで売れるんですよ。
差別化ですよね。
ここでしか買えない、
新鮮な野菜の証拠です。
面白いですよね~。
以前、
ウチもお世話になっている
産直店さんで、
ある農家さんが
トウモロコシを
売っていたのですが、
なんと
軸ごと売っていました。
この長~い棒で
ドーン!と並べて
バケツに水を入れて
立てかけてました。
すごいインパクトなんですよ。
そこは観光客も多く立ち寄る
産直店さんだったので、
めずらしがって飛ぶように
売れていたのを覚えています。
軸は食べられないので、
ムダな部分です。
でも、
だからこそ
そんな形態ではまず流通しない。
こんなのしか見たこと無い
人がたくさんいて、
「子供に見せてやりたい。」
と思わせる『価値』があるわけです。
つまり、一見不合理でも
それがお店の強みなら
繁盛する「演出」になることが
あるってことです。
◆たまごの“産直”感は・・・
で、ですね。
飲食店さんの場合にも
なにか応用できるかもしれません。
野菜は難しくても
たまごなら日持ちしますし、
もみ殻なんかを敷き詰めた箱から
自分で取ってもらう
なんてことができます。
じっさい、販売の際も
こんな風な売り方をすると
すんごい反響が良いんですよ。
ちょっとした演出ですが、
さほど手間はかかりませんので、
なにかお店でも
メニューの付加価値UPに
使えるんじゃないでしょうか。
店舗ディスプレイにも良いです。
ここまでお読みくださって
ありがとうございます。