カクテルの語源は鶏さんと卵なんです(2)
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
カクテルの語源は所説ありますが、たまごや鶏さんと絡んだものが多いんですよね。
(参照:カクテルの語源は鶏さんと卵なんです(伝説の軍鶏説) )
『カクテル』の語源前回のつづきです。
◆その2:ニューオリンズの薬屋説
フランス語で、僕たちのお仕事、「たまご屋(たまご卸業)」のことを、
「コクティエ(coquetier)」
と言うんですね。
転じて、たまごを立てる食器「エッグスタンド」の事も、コクティエと呼びます。
さて、昔むかしの事。ニューオリンズの街にフランス系移民の薬屋さんがおりました。
その薬屋さん、
商売人として目端が利いていたようで、
「元気の出る栄養ドリンク酒を売ってみよう!」
と思いつき、
ブランデーに卵・砂糖を混ぜたお酒をエッグスタンドに入れて売ったんですね。
これが大評判。
このエッグスタンドと卵から転じて、このオリジナルドリンクが「コクティエ」(たまご屋)と呼ばれるようになったそうです。
これが転じて「カクテル」となったという説です。
(※単にお酒をエッグスタンドに入れて売ったからという説もあります)
うーむ、面白いですね。
新しい商売を始めるコツは、「今やっている事業の強みを活かす」ことがとっても重要と言われます。
たとえば中古車屋さんがレンタカーを始めたり、魚卸さんがお寿司屋を始めたり…。 戦闘機を造っていた「スバル」が車事業を始めたのもそうですね。
“健康”を扱う薬屋さんが、
完全栄養食である卵を使ったオリジナルドリンクを作って販売して大ヒット…
…もともとやっている「商売イメージ」を
最大限利用できて、
知識もつながりもある。
ビジネスの観点から見ると、とっても興味深いですねー。
そういえば、通販で「薬局がすすめるコンドーム」として販売し大人気になっている町の薬局店がある、というお話をコンサル会社の方から聞いたことがあります。 なんとなくカクテルのお話と似てますね。
話は変わりますが、「エッグスタンド」は容量的に『おちょこ』とよく似たサイズになりそうですね。 チョットした一杯を飲むのであれば、日本酒に似てちょうどいい気もします。
いちど、やってみようかな!
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。