たまごの名シーン【映画編】実は超キケンだった!?ロッキーの卵飲み!
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
たまごの出てくる名シーン・映画編第9弾!
今回は「ロッキー」。
有名すぎるので取り上げるのはどうしようか迷ったくらいのあの名シーンです。
公開は1976年。
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貧乏ボクサーのロッキーは、素質はあるのにトレーニングもせず、借金の取り立て人をして日銭を稼ぐ自堕落な毎日を送っていた。
そのロッキーにひょんなことから、アメリカ建国200年祭イベント開催のヘビー級タイトルマッチで世界チャンピオンに挑む、という誘いが舞い込んできた。
『無名選手のアメリカンドリーム』との趣旨だが、
万に一つも勝てない実力差のチャンピオンとの試合を前にしてロッキーは…
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というストーリーです。
ヒロインのエイドリアンへの愛情、
一度は愛想をつかされたトレーナーのミッキーとの信頼関係、
エイドリアンの兄さんのポーリーとの友情、
本当に、心が熱くなる
俺もがんばるぞ!という気分になる名作映画です。
ラストシーンはもう、めちゃくちゃ感動です。
また、売れない役者だった貧乏スタローンが自分で物語を書き、
主演は別で高額の『脚本料』のみを提示されたのにもかかわらずそれを断り最低金額のギャラで主演、その後の大ヒットからハリウッドのスターダムを駆け上がるという、まさしくこちらも「無名選手のアメリカンドリーム」となっていまして、大変興味深いです。
さて、肝心の、たまご名シーンですが、
猛特訓中にスタローンが『生卵をコップで飲む』という場面が。
このシーン、生たまごを食べなれている日本人が見ると
「気合入ってるなー。」
くらいの感想ですが、
外国ではまったく違う印象なんですね。
高度な安全管理を行っている日本と違い、
欧米で生卵を食べるのは、とってもリスクが高い行為。
いきなり食中毒でぶっ倒れるかもしれない。
ですから、あのシーンもホントは、観た人を
「なんちゅう命知らずなヤツ!」
・・・・・・と驚かせる重要シーンなんですね。
ドラゴンボールで例えるなら、
悟空が『飲むと死ぬかもしれない超神水』でパワーアップしたり
ベジータが自分がパワーアップするためにわざと死にかけて仙豆を食べる、
みたいなカンジ。
ちなみにこのシーンの話が出た際に、スタローンは「別ギャラ」を請求しています。
それくらいリスクある場面なんですねー。
スタローンさん、
日本でロケすれば安全に飲めたのに!
さて、リスクを取った甲斐あって(?)
この「生卵飲み」は今にいたるまでたびたび話題となり、
一昨年にはスタローンとロバート・デ・ニーロが共演した映画「リベンジ・マッチ」
(2014)でも『生卵飲みシーン』が再現され、
じつに38年ぶりに銀幕で“命知らずのスタローン!”の印象を
見る人にふたたび与えることとなりました。
うーん、なかなか感慨深いです。
安全に生卵を食べられる日本はすばらしい!ですね^^
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。