なぜ!?未成年者の卵購入が禁止に!?【英国・米国】
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
未成年者が卵を買いに行くと、拒否される。 そんな事態が海外で起こっています。 タバコやお酒じゃあるまいし、いったいなぜなんでしょう???
これ実はイタズラ対策なんです。
近年、ハロウィンやクリスマス、イースターなどの祭日に、生卵をぶつけて遊ぶ若者が増えているとのことで、道を歩いていて服を汚される被害が続出しています。 場所によってはフーリガンなどの悪質なサッカーファンがぶつけて歩くという被害も・・・・・・。
それを受け、一部の量販店などでは、イベントの前夜までの一定期間、未成年への卵販売を禁止するという措置をとりはじめているんですね。
また、今年の初めには、米国カリフォルニア在住の若者が、「卵を大量に買い込んだら、警察への出頭命令を受けた」という驚きのニュースが話題となっています。 それくらい『卵投げ』の被害に当局もナーバスになっているんですね。
でもなんで、そんなに卵を投げたがるのでしょうか・・・!?
◆古代“謝肉祭”からの伝統でもある「卵投げ」◆
じつは、ヨーロッパにはかつて、断食明けの謝肉祭に卵をぶつけ合う風習がありました。 今でも、英国やイタリアの一部では行われています。 なんと、ぶつけるのが「神への捧げもの」だったんですね。 文化として、卵を投げることが比較的身近だったとも言えます。
また、英語で“egg”には「けしかける」という意味があります。 「オマエもノリよく行こうぜ!」てな風に、けしかけてやれ!という悪ふざけの意味合いもあるのかもしれません。
ただ、上記の文化は、あくまで「お祭り」として。 イタリアのトマト投げと同じく、お互い了承の上でなければいけません。
通行している他人にぶつけていい理由には決してならないですよね。 この為に未成年のみなさん、一般の善良な市民が不便をこうむるのは大変残念なことです。
「売らない」というのはお店の英断だと思いますが、
早く治まってくれると良いですねー・・・^^;
やっぱりタマゴは、投げるよりも美味しく食べるものですよね!
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。
(参照:Grocery store refuses to sell eggs to minors in advance of Mischief Night | PhillyVoice)