哺乳類にも卵を産む生き物がいる
こんにちは!たまごのソムリエ・こばやしです。
卵を産む生き物っていうと、
鳥さんと魚
あと虫、
カエルなど両生類や
爬虫類もそうですね。
ぼくたちの仲間、
“哺乳類”は基本たまごを産みません。
ですが、
ほんのわずかながら、
『たまごを産む哺乳類』が存在するんです。
その一つが、
「カモノハシ」
オーストラリアにのみ生息する、超不思議な動物です。
なにせ、
・哺乳類で唯一くちばしがある
・哺乳類なのにたまごを産む超レアな存在
・前足のツメに犬をも殺す猛毒を持つ
・くちばしで微弱電流を感知するソナーを持ち、獲物を捕まえる
…とまぁ、『ナゾ機能』がてんこもり。
とにかく常識外の存在なものですから、
200年と少し前に初めて、英国人によって発見されたときには、
剥製を見た本国の科学者たちは
「こんな生き物がいるわけない!ニセモノに決まっている。」
…とまったく信じようとしなかったそうです。
まぁさもありなん、ですね^^;
また研究が進んでも、
やっぱり更にナゾは深まるばかりでして、
遺伝子を解析してみると哺乳類と鳥類さらに爬虫類のDNAまであわせ持っていることが判り、もしかすると恐竜の時代からいたんじゃないか!?…なんて説まであるようです。
◆カモノハシのたまごはどんなもの…!?
さて、カモノハシが生む「哺乳類のたまご」はどんなものかというと、
直径20mm弱、一円玉よりちょっと小さいくらい。
ソラマメみたいな大きさです。
殻の色は白。
「コレ…食べたらどんな味だろうか…?」
と思ってちょっと調べてみましたが、
カモノハシの赤ちゃんは生まれるまでに38日かかり、
卵は「ヒナ(?)が生まれるわずか10日前に産まれる」との事でしたので、
ようするに、
たまごが産まれた時点ですでに、けっこう大きくなった赤ちゃんが卵の中にいるみたいです。
これじゃァさすがに食べられないですね^^;
ちょっと「カモノハシ卵の目玉焼きをつくってみよう。」・・・なんてわけにはいかないなぁ。
ここまでお読みくださって、ありがとうございます。